【BMW 4シリーズクーペ 新型】ヘリテージを纏いつつBMWのデザイン価値をすべて体現

BMW 4シリーズクーペ
BMW 4シリーズクーペ全 25 枚

BMW『4シリーズ』がフルモデルチェンジし、2代目に進化した。そのデザインの特徴などについて本国デザイン責任者による説明がオンラインで行われた。

【写真】BMW 4シリーズクーペなど(全25枚)

クーペは夢のクルマ

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)代表取締役社長のクリスチャン・ヴィードマン氏は開口一番、「何と見事で、大胆な、力強く美しいクルマなのだろう」と新型4シリーズを評す。「クーペはBMWにおいて常に極めて重要な役割を果たしてきた。クーペは夢のクルマであり、ブランドを形作る存在なのだ」と位置づけ、新型BMW4シリーズは、「私たちがかつて夢のクルマに対して抱いた特別な気持ちを蘇らせてくれる。見ているだけで、乗っているだけで実に愉しいクルマだ」とコメント。

そのデザインについてヴィードマン氏は、「BMWブランドの神髄を体現している。新型BMW4シリーズはBMWの朽ちることのないDNAを前向きに解釈したもの。BMWの伝説的なクルマである、1930年代の『328クーペ』と、1970年代のBMW『3.0CSL』は、私たちのデザインDNAとしてBMWクーペの魅惑的な歴史における主役だった」とヘリテージを振り返った。

日常使いのドリームカー

BMWのデザイン責任者であるドマゴイ・シュケッチ氏も同様にコメントする。「“THE 4”(近年BMWはカタログなどで“xxシリーズ”ではなくこういう表現を用いることが多い)は、BMWのモダンで感情に訴えるクーペの本質を象徴する日常使いのドリームカーだ」という。「伝統を引き継ぎながらも旧モデルの象徴的なデザインを革新的かつ大胆に解釈し、表現」。ヴィードマン氏と同じく3.0CSiや328をはじめとするクーペは、「BMWの歴史の中で重要な役割を果たし、ブランドイメージとデザインランゲージの両面で貢献してきた」とクーペの重要性を述べた。

力強さと美しさの両立

その特徴についてシュケッチ氏はフロントから説明を始める。「縦長のキドニーグリルと象徴的な(片側)2灯式ヘッドライトが大胆で自信に満ちた個性を表現」。これらは3.0CSiや(戦前の)328などの縦長のキドニーグリルがモチーフとされた。

またシュケッチ氏は、この4シリーズのBMWらしさを、「最新のフォルムで表現。張り出したボンネットと長いホイールベース、流線型のルーフラインが優雅でダイナミックなシルエットを描いている」という。

ボディサイドは、「クリーンでくっきりとした仕上がり。前後のホイールハウスの間を走る“コア・ライン”は重心の低さを強調し、ホイールと“THE 4”の美しい姿形を際立たせている」と述べる。さらに後方に向かい強く絞り込まれたデザインにより、「力意強いリアフェンダーとエキゾチックでスポーティなリアエンドを創出。スリムなL字型のテールライトがパワフルなショルダーをいっそう強調し、黒のディフューザーは、スポーティさと表情の豊かさを引き立てる」と説明し、美しさとともに力強さを両立していることをアピールする。

インテリアでは、「モダンながらもダイナミック。制御装置やディスプレイは運転のしやすさを追求し、ラクシュリーな空間をも愉しめるインテリアだ」とシュケッチ氏。

「ダイナミックで表情豊かでラグジュリアスな“THE 4”は、BMWのデザイン価値をすべて体現するブランドの真骨頂だ」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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