「信号機のない横断歩道」一時停止率は2割、全国ワーストは宮城県

JAF(日本自動車連盟)は、「信号機のない横断歩道」における歩行者優先についての実態調査を全国で実施。一時停止率は21.3%、前年調査から4.2ポイント改善したものの、依然として約8割が止まらないことが明らかになった。

調査は8月12日から26日に、各都道府県2か所ずつ、全国合計94か所で信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両を対象(9434台)に実施。歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は2014台(21.3%)という結果となった。前年の調査時と比べて4.2ポイントの増加に留まり、依然として約8割のクルマが止まらない結果となった。

一時停止率が最も高かったのは、2016年の調査開始以来、一時停止率が最も高かった長野県。過去最高の72.4%となり、引き続き全国で最も高い結果となった。2位は兵庫県で57.1%、3位は静岡県の54.1%だった。

一方、ワーストは宮城県で5.7%、以下、東京都(6.6%)、岡山県(7.1%)が続いた。2003年から16年連続交通事故死者数ワーストだった愛知県は32.5%、愛知県に代わりワーストとなった千葉県は26.7%だった。

交通ルールでは横断する歩行者がいないことが明らかな場合を除き、横断歩道の手前で停止できるように速度を落とし、横断しようとする歩行者があるときは一時停止しなければならない「横断歩道における歩行者優先」を定めている。JAFでは「信号機のない横断歩道」で歩行者がいる場合は、必ず一時停止するよう、ドライバーに注意を呼びかけている。

《纐纈敏也@DAYS》

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