2020年世界企業ブランド価値ランク---トヨタ7位、ホンダ20位、日産59位[新聞ウォッチ]

トヨタ自動車の豊田章男社長
トヨタ自動車の豊田章男社長全 3 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

世界の市場でビジネスを展開するグローバル企業の2020年のブランド価値ランキング調査で、トヨタ自動車が前年と同じ7位をキープしたという。米コンサルティング会社のインターブランドが発表したもので、きょうの東京などが取り上げている。

この調査は、グローバルに事業展開を行う企業を対象 に、そのブランドが持つ価値を金額に換算してランキング化するもので、今回で21回 目という。それによると、トヨタは自動運転など次世代技術の潮流を踏まえ、移動サービス全般を手掛ける「モビリティカンパニー」への転換を進めている姿勢が評価されたという。トヨタ以外の日本企業としては、ホンダが20位(前年21位)、ソニーが51位(同56位)とそれぞれ順位を上げた。

一方で、経営の混乱と新型コロナウイルスの感染拡大の影響で新車販売が低迷している日産自動車は59位(同52位)、キヤノンも在宅勤務の増加で、オフィスで使う複合機の市場が縮小し、前年の61位から71位にそれぞれ後退。

任天堂は巣ごもり需要でゲーム人気が高まり89位から76位に順位を上げた。このほか、パナソニックは85位(同81位)と順位を下げたが、ベスト100位以内に入った日本企業は7社だったという。

総合順位をみると、1位は8年連続で米アップル、2位は米アマゾン・コム(同3位)、3位は米マイクロソフト(同4位)でそれぞれ前年から順位を一つ上げた。アジア企業では韓国のサムスン電子が5位(同6位)に躍進、初めてトップ5に入ったのが興味深い。iPhone 12シリーズを発表したアップルiPhone 12シリーズを発表したアップル

2020年10月21日付

●米司法省グーグル提訴、巨大IT20年ぶり、独禁法違反疑い(読売・1面)

●シーテック2020、非接触で「新生活」提案、ロボット活用、画像診断、無人店舗(読売・8面)

●調布市道陥没、「振動」「騒音」苦情複数、8月以降周辺住民から(読売・27面)

●Go To、トラベル利用2518万人、イートは558万人(朝日・28面)

●露、東京五輪サイバー攻撃、英発表、物流や協賛企業標的(産経・1面)

ピーチA320neoピーチA320neo●LCC苦境でも積極策、大手傘下の2社(産経・9面)

●ブランド価値、トヨタ7位、米アップル8連覇(東京・6面)

●ブリヂストン、仏の工場閉鎖計画、政府介入で不透明感(日経・13面)

●日産、タイ工場で2000人増員(日経・13面)

●新車販促「狭く深く」クルマ離れで効率重視(日経・15面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  4. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
  5. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る