「新しい生活様式」を導入したバス 宮古島で実証実験へ

宮古島ループバス実証実験の実施主体
宮古島ループバス実証実験の実施主体全 1 枚

双日は10月20日、沖縄県宮古島市内の主要観光地、宿泊施設を循環する「宮古島ループバス」の実証運行を実施すると発表した。

実証ではバスを運行する宮古協栄バス、八千代バス・タクシー、中央交通の3社、日本電気(NEC)、プットメニューが連携して宮古島市内で「新しい生活様式」を導入したバスを運行させる。運行期間は10月25日から2021年1月31日まで。運賃は島外利用者が大人1日1000円、宮古島市民は運行期間中乗り放題で大人1000円。

6社は、国内外からの観光客の移動利便性・回遊性の向上を図ると同時に、宮古島市民向けに特別運賃を設定し、市民のエコ意識、公共交通利用意識を高める取り組みも実施する。

「新しい生活様式」への対応として、乗客のマスク着用、車内の定期的な消毒などの感染症予防対策に加えてITを活用した非接触型決済・乗降方式を導入する。

非接触型決済・乗降方式は、米国国立標準技術研究所 (NIST) による性能評価で5回トップを獲得したNECの顔認証技術を活用した乗車管理。また、プットメニューの技術を使って、LINEアプリと連携してオンラインでのバスチケット販売及び決済に使用したスマートフォンを用いたチケットレス乗車を実施する。

宮古島はピーク時のタクシー不足など、観光客向けの公共交通機関が不足している。課題改善に向けて、市内の主要公共交通機関であるバス交通の利便性向上と、「新しい生活様式」の導入に関する調査・検証のため、実証する。

《レスポンス編集部》

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