ボッシュ、定年退職者に特化した人材派遣サービスを開始

ボッシュは、同社で定年を迎えた従業員を社外に派遣する人材派遣サービスを10月より開始する。まずはグループ会社への紹介および派遣業務を開始し、その後2021年4月より協力企業や代理店などの関連企業等に新規派遣先企業を広げていく予定だ。

主な派遣業務は、プロジェクトに関連する設計・開発・生産・品質管理、および購買・営業等となる見込み。なおボッシュでは、人材派遣サービスの開始にあたり、既に厚生労働省より労働者派遣事業についての許可を取得している。

ボッシュでは、定年退職者のスキルや経験を活用する仕組みとして「ボッシュ マネージメント サポート(BMS)」制度を2010年より展開。退職者の数十年におよぶスキルや経験とボッシュ社内でのニーズをマッチングして社内に配置することで、ノウハウの継承や若手人材育成などを担ってきた。今回、派遣先を社外にまで拡大することで、定年退職者が選択可能な職種や業種の選択肢を増やし、働きがいの向上に貢献する。

ボッシュで定年を迎えた従業員は、本人の希望に応じてBMSへの登録ができ、年齢制限の上限なく適性に応じてプロジェクトに応募可能。現在の登録者数は約140名で、2010年に制度を開始して以来、200超の社内プロジェクトに定年退職者が参画している。

ドイツのロバート・ボッシュGmbHは、1999年に「Bosch Management Support GmbH」を設立して以来、対象国を拡大し、現在ではドイツ、日本のほか、米国、メキシコ、ブラジル、イギリス、トルコ、オーストリア、インド、中国の10か国でBMSを展開。BMSを世界的なダイバーシティ戦略のひとつとして推進しており、定年退職した後も、個人のスキルや経験を活かし、かつ働きがいをもって業務を選択できる環境を構築している。

《纐纈敏也@DAYS》

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