ジャガー・ランドローバー、航空宇宙向け技術を使用…次世代軽量素材を研究

ジャガー・ランドローバーの次世代軽量複合素材の研究開発テストのイメージ
ジャガー・ランドローバーの次世代軽量複合素材の研究開発テストのイメージ全 4 枚

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は10月22日、将来の車両で使用される次世代の軽量複合素材の研究開発テストを開始すると発表した。

2年間のプロジェクトの一環として、ジャガー・ランドローバーは航空宇宙産業向けに開発された技術を使用して、グローバル市場や過酷なオフロードでの腐食環境に対する素材の反応をテストする。

次世代の軽量複合素材は、将来のジャガーとランドローバー車での使用が計画されている。そのサンプルは、航空宇宙レベルの性能を持つセンサーに組み込まれ、北米の世界で最も極端な条件を備えた場所を拠点に、40万km以上にわたってテストを行う。

センサーは、素材の性能を継続的に測定し、英国のジャガー・ランドローバーの製品開発チームとデータを共有する。この情報を利用して、エンジニアは将来の車両プログラムの開発における素材の挙動を正確に予測し、次世代の軽量素材が厳しい基準を満たし、より高寿命かつ高品質を実現できるようにしていく。

なお、この研究は、自動車メーカーとアルミ素材メーカーのコンソーシアム、「Gesamtverband der Aluminiumindustrie(GDA)」の一部だ。この研究では、素材を高寿命で、軽量、耐久性のあるものにする方法を研究している。

ジャガー・ランドローバーは、将来の軽量車両を開発し、効率を高め、排出量をさらに削減することは、「デスティネーションゼロ」ビジョンの重要な部分、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る