【ネクセンタイヤ Nブルー4シーズン試乗】ドライも雪も安心して走ることができるオールシーズンタイヤ…伊藤梓

PR
ネクセンタイヤ Nブルー4シーズン
ネクセンタイヤ Nブルー4シーズン全 48 枚

世界基準の高品質タイヤを製造するネクセンタイヤ

近年では、国内外問わず、様々な自動車メーカーが知られるようになった。そして、自動車で重要な役割を担っているタイヤも、たくさんのメーカーが知られるようになってきた。日本以外のアジアにもタイヤメーカーがたくさんあり、韓国発のグローバルタイヤメーカーもいくつかあるが、それらも世界的なレースの指定タイヤになるなど、認知度が高まってきている。「そういったタイヤって、実際に履いてみるとどうなんだろう?」と気になっている方も多いはず。実は私もその一人だ。そこで今回、その中でも『ネクセンタイヤ(NEXEN TIRE)』のオールシーズンタイヤである『Nブルー4シーズン(N‘blue 4season)』をトヨタ・カローラスポーツに装着して試乗することにした。

「ネクセンタイヤって知らないなぁ」という方もいるかもしれないが、創業は1942年で、世界20ヵ国35拠点を持つなど、グローバルかつ歴史のあるメーカーだ。また、工場がフルオートメーション化(詳細はこちら)されているのも大きな特徴。現地の工場のひとつであるチャンニョン工場では、100万本のタイヤを生産しているが、製品検査で不合格となるのはその中でたった数十本というから、品質の高さは折り紙付き。さらに、ネクセンタイヤは全17の自動車メーカーに新車装着用タイヤとして採用されており、ポルシェ社にも認定を受け承認タイヤを供給しているというから、世界的にも認められているブランドだということがよく分かる。

オールシーズンタイヤ『Nブルー4シーズン』は本当に万能なのか

ネクセンタイヤ Nブルー4シーズンネクセンタイヤ Nブルー4シーズン
ネクセンタイヤでは、夏用タイヤや冬用タイヤもちろん、スポーツタイヤなど、様々なタイヤをランナップしているが、今回試乗したのは、オールシーズンタイヤの『Nブルー4シーズン』。オールシーズンタイヤとは、その名の通り、夏用タイヤや冬用タイヤとしても走ることができる便利なタイヤだ。

実際、Nブルー4シーズンは欧州の由緒ある自動車メディアや自動車連盟のテストでは優秀な評価を獲得。ドイツの自動車メディア「AUTO BILD(オートビルド)」と「ADAC(ドイツ自動車連盟)」のテストではSATISFACTORY(満足)の評価。ハンガリーの「autonavigator(オートナビゲーター)」でもGOOD(良い)の評価を受けている。

「都心に住んでいるとなかなか雪は降らないので、ドライ路でしっかり走れるタイヤがいいなぁ。でも、急な雪には備えたい…」。そんな風に、冬になるといつもタイヤ選びに悩まされる。そこで個人的に一番気になっているのが、オールシーズンタイヤだ。ただ、「本当にそんなに便利なタイヤなの?」と、半信半疑になってしまうのも事実。基本的には、ドライ路の性能が気になるところだが、私は雪国の出身なので、雪道での性能も無視はできない。ちょうど今の時期の雪国の道路は、雪が溶け出して水を含んでいたり、シャーベット状になっていたりと、様々な状態になっているので、オールシーズンタイヤを試すのには絶好のタイミングだ。早速、北に向けてクルマを走らせることにした。

スノーもウェットもドライも安心感ある走行感

ネクセンタイヤ Nブルー4シーズンネクセンタイヤ Nブルー4シーズン
福島県へ向かってクルマを走らせていると、道中はほぼドライ路面だった。正直、一般道や高速道路を走る限りは、オールシーズンタイヤだと意識する場面はほとんどない。冬用タイヤのように、ハンドルを切り始めた時のふわふわした不安定な感覚もないので、安心して運転することができる。さらに乗り心地もとても良いことに驚いた。高速道路を走っていても、ロードノイズなど特筆して気になるところもない。「雪道にたどり着く前に、すでに安心感があるなぁ…」と思いながら、さらにクルマを走らせる。

東北道をひた走っていると、ようやく遠くに見える山々が白くなっているのが見えてきた。取材当日は天気が良く、積雪している雪が徐々に溶け出しているところも見受けられる。サービスエリアなどで休憩している時、他車のタイヤをちらりと見てみると、やっぱりどのクルマもスタッドレスタイヤ。オールシーズンタイヤでどこまで走れるのだろうと少しドキドキしてくる。

ネクセンタイヤ Nブルー4シーズンネクセンタイヤ Nブルー4シーズン
標高が高くなるにつれて、道路にも雪が残っているところが増えてきた。雪と水が入り混ざったタイヤには厳しい条件なので、最初はおっかなびっくり低速で走らせていたのだが、雪に乗った時に滑るような感覚はなく「あれ?大丈夫そう」とホッとする。少し余裕ができたので、徐々にスピードを上げてみることに。路面に深い雪のわだちができていない状態で、ドライバーが乱暴な運転(急な加減速やハンドル操作)をしなければ、問題なく走ることができそうだ。

ネクセンタイヤ Nブルー4シーズンネクセンタイヤ Nブルー4シーズン
しかも今回の試乗車はFFというハンデがありながらも、雪上でタイヤが空転することはほとんどなく、しっかりと前に進んでいくことができた。あまり整備されていない荒れた雪道や、氷上などを走る場合は、やはりスタッドレスが必要だと思うが、今回のような雪と水が入り混じった路面や、きちんと除雪されて圧雪になっているところなどは、オールシーズンタイヤのNブルー4シーズンで十分に走ることができるが分かった。またNブルー4シーズンは、冬用タイヤの証であるスノーフレークマークが付いているので、高速道路などで冬用タイヤ規制になっても使用できるところも安心だ。

ネクセンタイヤ Nブルー4シーズンネクセンタイヤ Nブルー4シーズン

商用車用オールシーズンタイヤ『Nブルー4シーズンバン』も登場

ネクセンタイヤ Nブルー4シーズンバン(イメージ)ネクセンタイヤ Nブルー4シーズンバン(イメージ)

「オールシーズンタイヤを履いてみたい!」と思う方は、これからもっと増えていくと思うが、自分のクルマに合うサイズがなければ選ぶことができない。そこでNブルー4シーズンは、これからもっとラインナップを拡充していくという。乗用車だけではなく、商用車用の『Nブルー4シーズンバン』も導入するので、これからさらに幅広い人たちが使うことができるようになる。オールシーズンタイヤは、季節を選ばないだけでなくライフも長いので、商用としても活躍しそうだ。

日本で馴染みがなくても、実際に試してみることで、世界的に認められているタイヤだということを身を以て実感する。個人的に気になっていたドライ路での性能にも十分満足できたうえに、雪道も安心して走ることができたので、これなら余計な心配をせずに楽しく色々な場所に出かけることができそうだ。夏用タイヤや冬用タイヤの交換にも悩まなくてもいいし、一石二鳥どころか、一石三鳥?今回『Nブルー4シーズン』を試してみて、新しい可能性が広がった気がした。

ネクセンタイヤ Nブルー4シーズンネクセンタイヤ Nブルー4シーズン
ネクセンタイヤ「Nブルー4シーズン」の詳細はこちら

伊藤 梓|ライター 編集者
クルマ好きが高じて、2014年にグラフィックデザイナーから異業種の『カーグラフィック』誌の編集者へと転身。2018年からはより広くクルマの魅力を伝えるために独立。自動車関係のライターほか、イラストレーターとしても活動中。

《伊藤梓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  2. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  3. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  4. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  5. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  6. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  7. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  8. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  9. トヨタ『ハリアー』が今夏ビッグマイチェン!? 「ハンマーヘッド」デザイン採用か
  10. 三菱『エクリプス クロスPHEV』は、新しい毎日に踏み出せる「今の時代、最強の1台」だPR
ランキングをもっと見る