東京都交通局は10月29日、都営地下鉄三田線(目黒~西高島平)に新型車両の6500形を導入すると発表した。都営三田線としては、1993年に登場し2000年に最終増備された6300形以来の新型車となる。
同車は、制御方式に省エネ性が高い「シリコンカーバイト」(SiC)と呼ばれる、炭化ケイ素半導体を用いたVVVFインバータ制御を採用。都営地下鉄の車両としては初めて、走行中の車両状況を基地へ伝送する車両情報管理装置を搭載する。
また、車内はフリースペースや多言語対応の液晶モニター式案内装置、無料WiFi、防犯カメラを備える。
8両編成13本が投入される計画で、11月に1編成が搬入された後、試験調整などが行なわれ、2022年度に営業運行を開始。6300形(6両編成)を順次置き換える予定。