秋の叙勲、旭日大綬章にトヨタの内山田会長とパナソニックの中村元社長[新聞ウォッチ]

トヨタ自動車の内山田竹志会長
トヨタ自動車の内山田竹志会長全 2 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

「文化の日」のきのう(11月3日)は、各界で功労のあった人におくられる今年の「秋の叙勲」の受章者が発表され、2003年の栄典制度改革前の勲一等旭日大綬章に相当する「旭日大綬章」には産業界からトヨタ自動車の内山田竹志会長と松下電器産業(パナソニック)元社長の中村邦夫氏が選ばれた。

3日付けの日経が内山田氏を「ミスター・ハイブリッド」、中村氏を「『破壊と創造』でV字回復」とのタイトルで取り上げていた。このうち、内山田氏は「身に余る光栄。栄えある受章を励みに、コロナ禍の困難な状況を皆さまとともに乗り越え、産業、経済、社会のさらなる発展にいささかでも役立てるよう、今後も引き続き微力を尽くす」との談話を発表した。

内山田氏は、1969年に旧トヨタ自動車工業へ入社。チーフエンジニアとしてトヨタ車の開発を担った父の背中を追い、97年には世界初の量産ハイブリッド車(HV)『プリウス』の開発責任者を務めたことでも知られている。2013年から会長に就任し、経団連副会長などを歴任して産業経済の発展に貢献、現在は日本自動車会議所の会長などの要職も務めている。

03年の栄典制度改革後ではトヨタ出身者として08年秋に奥田碩、09年秋に張富士夫の元会長の両氏も旭日大綬章の受章者に選ばれている。

2020年11月4日付

●予算の無駄、11分野点検、政府原案F2後継,再エネ、公開で12日から(読売・1面)

●トランプ政治継続か決別か、米大統領選、きょう開票(朝日・1面)

●「仏当局聴取受ける」ゴーン被告が意向(朝日・16面)

●Go To届かぬバス業界、団体旅行戻らず休廃止100社超(朝日・27面)

●エコカー減税延長、免税は新基準達成車、政府・与党案、対象拡大巡り議論(産経・2面)

●携帯2社、5G投資4兆円、ソフトバンク・KDDI今後10年で(日経・1面)

《福田俊之》

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