新阿蘇大橋、2021年3月開通へカウントダウン

建設中の新阿蘇大橋(仮称)
建設中の新阿蘇大橋(仮称)全 14 枚

新阿蘇大橋活性化協議会は、2021年3月の新阿蘇大橋開通に向けた観光誘客事業「新阿蘇大橋 開通カウントダウンキャンペーン」を開始する。

南阿蘇村と高森町を含む南阿蘇地域は、県内でも有数の観光地として多くの観光客で賑わっていたが、熊本地震による阿蘇大橋の崩落、南阿蘇鉄道の寸断、観光施設の倒壊など、観光面で大きな被害を受けた。阿蘇の入口に位置する大津町も、間接的に苦戦を強いられる状況が続いてきた。

しかし、2020年8月にはJR豊肥本線が全線開通、10月には国道57号線も開通。2021年3月には新阿蘇大橋が開通する予定であり、阿蘇の復興を県内外や海外にも広くアピールする大きなチャンスでもある。また現在、新型コロナの影響で遠方への旅行が減少し、県内近郊をめぐるマイクロツーリズムが活発化。大津町・南阿蘇村・高森町のラインは密を避けてドライブが楽しめる新たなゴールデンルートになってきている。

そうした現状を踏まえて、新阿蘇大橋を取り巻く地域住民・観光客の利用促進や賑わい創出のため沿線自治体である大津町、南阿蘇村、高森町の3町村で連携して「新阿蘇大橋活性化協議会」を設立。2020年度は「新阿蘇大橋 開通カウントダウンキャンペーン」と題して、新型コロナ対策と新阿蘇大橋開通への機運醸成を同時に行っていく企画を進めていく。

同協議会ではキャンペーン第1弾として「冬のおでかけスタンプラリー」を11月7日より開始する。スタンプラリーでは、3町村の観光施設など12か所にスタンプスポットを設置。長期間での阿蘇への滞在の機会を増やすとともに、三密を回避しつつ、混み合うことなく3町村の各地域資源を体感してもらう。さらに抽選で賞品をプレゼントするほか、祝日の三密を避けたスタンプラリーとして、平日特典ノベルティを先着3000名に配布する。

新阿蘇大橋 開通カウントダウンキャンペーンでは今後、11月上旬より新阿蘇大橋カウントダウン看板を道の駅大津など3か所に設置。11月中旬からは熊本弁で新しい生活様式を紹介するポスターを域内で掲示するとともに、LINEスタンプを販売する。さらに飲食店・宿泊施設にてオリジナルマスクケース(30万部)を配布。毎月抽選で60名に特産品が当たるキャンペーンも実施する。2021年1月上旬からは3町村のスポットをすごろくの盤面に見立てて巡る「新春リアルすごろく」を開催。新阿蘇大橋開通に向け、3町村連携による観光誘客を進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ショッピングセンターに320台の名車・旧車が大集結…第5回昭和平成オールドカー展示会
  2. 『V』クラスより上級のミニバンか? メルセデスベンツが2026年に『VLE』『VLS』導入へ…上海モーターショー2025
  3. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
  4. 日産がエルグランドなど新型4車種投入へ…NISSAN START AGAIN
  5. 【VW ゴルフGTI 新型試乗】自動車を運転することが楽しかった時代に引き戻される…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 東レ、偏光サングラスでの利用を可能にする新たなHUD技術を開発…フロントガラス全面展開も視野に
  2. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  3. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  4. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る