ヤマハ MT-07 改良新型、欧州向け発売…EU5適合CP2エンジン搭載、日本導入は来春以降

ヤマハ MT-07 ABS
ヤマハ MT-07 ABS全 15 枚

ヤマハ発動機は、大型ロードスポーツ『MT-07 ABS』をマイナーチェンジし、欧州向けに発売する。日本市場導入は2021年春以降の予定。

【写真】ヤマハ MT-07 改良新型(全15枚)

MT-07 ABS改良新型は、「Accessible MT with a Fitter Body」をコンセプトに開発。幅広いライダーから支持を得ているCP2(クロスプレーンコンセプトの2気筒)エンジンの特性を継承しながら、新しいデザインを採用し、総合的なパフォーマンスを向上させた。

優れた加速特性を実現するEU5適合CP2エンジン

パワーユニットは、クロスプレーンコンセプトに基づいた689cc水冷2気筒270度クランクの最新CP2エンジンを搭載。80.0mm x 68.6mmのボアストローク、11.5:1の圧縮比から、最高出力73.4ps/8750rpm、最大トルク67.0Nm/6500rpmを発揮する。

EU5適合化を図りながら、エアダクト、排気系仕様を変更し、新型の2 in 1エキパイマフラー一体型を採用。さらにECU仕様変更、FIセッティング最適化などを織り込むことでスロットル微開の低速域でのリニアなレスポンス特性に磨きをかけた。その他、耐摩耗性に優れたバルブシートを排気側に採用。ミッションのドッグ角変更で、2速・3速の再加速時におけるダイレクト感を向上させたほか、触媒やO2センサーの位置を変更した。これらによって従来モデル比でトルクの出力特性は滑らかになっており、優れた加速特性を実現している。

より快適でアップライトなライディングポジション

MT-07 ABS改良新型は、燃料タンクカバー周りのデザインを一新した。構成パーツを従来の9個から8個へ減らし、フレームカバーをアルミダイキャストから樹脂製に変更。ニーグリップ部の形状と立体感は、スポーツ走行時のホールド感に貢献する。

また、新たにアルミ製テーパーハンドルを採用。左右幅を32mm広く、ハンドル高を12mm高く設定し、幅広い体格のライダーにフィットし、ゆったりとした乗車姿勢を確保している。

バイファンクションLEDヘッドランプ採用で夜間の視認性向上

灯火類では、鮮明な照射範囲と配光を備え、ロービームとハイビームを一体型としたバイファンクションLEDヘッドランプを採用。ロービームは照射エリアとエリア外の境界の明暗差が少なく、境界付近での良好な視認性を確保する。このヘッドランプはコントロールユニットをタンデムシート下に設置。よりコンパクトなフロントフェイスに貢献している。

また、フラッシャーランプとポジションランプには、MT-07初のLEDを採用。ポジションランプは左右独立で、コンパクトなヘッドランプ周りによって一目で「MT-07」と分かるデザインに仕上げた。

次世代MTシリーズへ進化したスタイリング

2013年の初代以降2度目のアップデートで、第3世代MTシリーズとしてスタイリングも進化した。ヘッドランプなど新デザインのコンポーネントを織り込みながら、最低限の構造体を魅力的な造形でまとめつつ、ヘッドランプ周辺の各パーツ類をエンジン中心方向に大胆に寄せ、MTらしい引き締まった塊感を再現。加えて、LEDポジションランプにイニシャル「Y」モチーフを取り込み第3世代MTシリーズの象徴としている。

サイドビューはエアフローの動きを取り込んだスタイリングとし、MTシリーズのトルク&パワー感を視覚的にアピール。トップビューでは、張り出したイメージのタンクカバーとライダーの自由な動きをサポートするスリムなシートエリアの対比で大きな抑揚を作り、前に突き進むパワーを表現している。

《纐纈敏也@DAYS》

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