TSテック、今仙電機を持分法適用会社化…シート事業を強化

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テイ・エス・テック(TSテック)は11月9日、今仙電機製作所の株式公開買い付け(TOB)と第三者割当増資を引き受けて、持分法適用会社にすることで合意したと発表した。

両社はホンダ向けが主力のサプライヤーで、TSテックは主に自動車用シートを手がけており、今仙電機はシートアジャスターなどの自動車部品を製造している。両社は上場企業としての経営の独立性を維持し、シートを中心とした特定分野やテーマごとに緊密な連携を図りながらも、それぞれが独自の強みを発揮していくことが両社の企業価値向上につながると判断した。

TSテックは今仙電機の株式を3.06%を保有している。公開買い付けの実施と第三者割当増資を引き受けて出資比率を34%に引き上げ、持分法適用会社とする予定。株式公開買い付けの価格は1株当たり930円で、買い付け価格は約48億円。第三者割当増資の引受額も約48億円。

両社は連携を強化して、今仙電機のユーザーの利便性を向上させるシートアレンジ技術や、乗員の様々な状態を検知するセンシング技術と、TSテックが持つ機構部品を電子制御するための電装技術などを融合し、技術・研究開発の効率の向上や、競合他社に勝てる新商品開発を加速する。

今仙電機は第三者割当増資で調達した資金を、シートアジャスター事業での生産能力の増強や既存工場の再編、電子部品を中心とした研究開発投資などに充当する。

《レスポンス編集部》

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