ヤマハ発動機、多様な働き方を推進する3つの新人事制度導入へ

ヤマハ発動機は、多様な働き方の推進に向けた新人事制度を2011年1月より導入すると発表した。

ワークライフバランスを推進する施策の一環として導入するのは、「Withコロナの勤務特別対応としての在宅勤務制度」、「傷病・介護・子の看護・不妊治療を目的とし、時間単位でも取得可能な有給の特別休暇“ライフサポート休暇”制度」、「治療と仕事の両立支援のための短時間勤務制度」の3つ。

在宅勤務制度では、ニューノーマル(新常態)での働き方に向けて、働き方の多様化を推進。同時に社員一人ひとりが自律的に最大限のパフォーマンスを発揮するため、暫定的に実施してきた在宅勤務を見直し、新しい働き方として制度化する。具体的には、コロナ禍における在宅勤務に掛かる通信・光熱費の負担分として在宅勤務手当を支給するほか、リモートワークが難しいとされる開発業務について、IT環境の整備を推進する。

ライフサポート休暇制度は、短時間かつ長期的な病気の治療、介護、休職等からの段階的な復職など、多様な働き方のニーズに対応する新休暇制度。具体的には、傷病、家族の介護、子の看病、不妊治療について、1日、半日、時間単位で取得可能とする。ただし付与日数は年3日とし、取得については年6日を限度とする。

短時間勤務制度では、病気を抱えながらも働く意欲、能力のある社員が治療を行いながら働き続けることをサポートするための新制度だ。がん、脳血管疾患、メンタル疾患等を起因とする傷病休職からの復職者を対象とした短時間勤務制度(6時間または7時間)を新設。治療と仕事の両立や柔軟な働き方を選択できる環境を実現する。

ヤマハ発動機では「世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する」ことを企業目的として掲げている。今回の新人事制度は、その達成のために、「私らしく働く、ヤマハらしく働く」というコンセプトのもと、社員一人一人が最適な働き方を自ら選択し、生き生きと情熱を持って挑戦し続けられるよう導入するもの。昨今、多様性へのニーズが高まっており、これまでの休職制度に代表される「安心」を提供するサポートに加え、より積極的に働きながらライフイベントに対応できる環境を整備する。

《纐纈敏也@DAYS》

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