フォードモーター(Ford Motor)は11月10日、EVの生産を拡大する目的で、米国内の2工場に総額2億5000万ドルを投資すると発表した。
フォードモーターは、米国ミズーリ州カンザスシティ組み立て工場に1億ドルを追加投資し、商用EVのフォード『Eトランジット』を2021年から生産する。すでに、同工場では2022年から、大型ピックアップトラックで、米国のベストセラー車のフォード『F-150』のEVを生産することも決まっている。
さらに、フォードモーターは、ミシガン州スターリングハイツのヴァンダイクトランスミッション工場に約1億5000万ドルを投資して、フォードF150のEV含む新型EV向けのモーターとトランスアクスルを生産する計画だ。
また、カンザスシティとディアボーンの両工場は、カナダ・オンタリオ州オークビルとメキシコのクアウティトランの組み立て工場とともに、フォードモーターの北米市場におけるEV計画の第1段階をサポートする。
フォードモーターは、政府や地方自治体と協力しながら、北米市場のEV移行を主導し、顧客の需要に応えている。EVはフォードモーターの取り組みの重要な部分であり、パリ協定に従い、2050年までに世界的にカーボンニュートラル達成を目指していく。