スマホを車のキーに…デンソーが「PaaK」事業強化、独社に出資

(イメージ)
(イメージ)全 1 枚

デンソーは11月12日、高周波電波を利用した測距技術を開発するドイツの企業Lambda:4(ラムダフォー)に資本参加し、スマートフォンをクルマの鍵として利用するスマホキーシステム「PaaK」(フォンアズアキー)事業を強化すると発表した。

ラムダフォーは、地面や天井など車両周辺の物体に反射しながら、さまざまな経路をたどって車両に到達するスマホの電波を高精度に検知し、電波が届くまでの時間から正確に距離を測る技術を持つ。デンソーは、今回の出資を通じて、車載通信技術開発とラムダフォーが培ってきた高周波測位システム開発の知見とノウハウを組み合わせ、PaaKの開発体制を強化する。

PaaKは、1台の車両を複数の利用者が使うライドシェアや、駐車車両を宅配ボックスとして利用する際の宅配業者向けの認証などに利用が想定されている。PaaKにはセキュリティの担保が不可欠で、従来の車両専用のスマートキーと同様、正確な位置を特定する技術が求められる。

認証されたスマホを所有している利用者が、車両に接近していることを識別、利用者が車両のドア付近にいる場合のみ、ドアの施錠や開錠を可能とする技術を開発する。また、利用者が車内にいるときのみエンジンをかけることができるよう細かく位置を特定する技術を実用化する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  5. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る