フィアット 500 新型、純正カスタマイズパーツ「MOPAR」を欧州発表

スポーツとファッション重視の2種類の純正アクセサリー

粒子状物質やアレルゲン物質の侵入を100%ブロック

充電を支援するスマホ向け専用アプリ

フィアット 500 新型の純正カスタマイズパーツ「MOPAR」装着車
フィアット 500 新型の純正カスタマイズパーツ「MOPAR」装着車全 16 枚

FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルス)のフィアットブランドは11月13日、新型フィアット『500』(Fiat 500)を純正カスタマイズする「MOPAR」(モパー)ブランドの各種パーツを欧州で発表した。

MOPARは、FCAの純正用品のブランド名だ。旧クライスラーは1928年、ダッジを買収し傘下に収めるが、その翌年の1929年、純正パーツを取り扱うクライスラー・モーターパーツ・コーポレーションを設立した。同社は1937年からブランド名としてMOPARを使用。現在、MOPARブランドの純正パーツは、世界各国で販売されている。

スポーツとファッション重視の2種類の純正アクセサリー

新型500のMOPARパーツには、スポーツ性を重視する顧客向けに「テクノパック」として、専用の17インチアルミホイール、ドアミラーカバー、フロントとリアのロゴ、キーケースなどをラインナップした。これらはすべて、マットマラテアグレーで仕上げられ、スポーティな雰囲気を演出する。照明付きのドアシルガードとアンビエントライトも用意されている。

ファッション性を重視する顧客には「クロームパック」として、専用のダイヤモンドカットホイール、クロームメッキパック、特別なキーケースが設定された。シェブロンモチーフのバッグトレイ、スマートフォン向けの収納コンパートメント、メイクアップ&バニティケースも用意されている。

粒子状物質やアレルゲン物質の侵入を100%ブロック

細菌から乗員を保護する「D-Fenceパック」を設定する。D-Fenceパックには、3つの特徴がある。

1つ目は、車外の不純物の車内への侵入を防ぐ高性能キャビンフィルターだ。フィアットによると、粒子状物質やアレルゲン物質の車内への侵入を100%ブロックし、カビやバクテリアの生成を98%削減するという。このフィルターは、空気取り入れ口と室内の間にレイアウトされ、外気が室内に導入される前に、空調システムと換気システムで使用される外気をろ過する。

2つ目は、車内に設置される空気清浄機。取り外して、自宅で使用することもできる。この空気清浄機はHEPAフィルターを備えており、花粉や細菌などの微粒子をろ過することにより、車内の空気を浄化する。

3つ目が、小型のUVランプ。室内に存在する細菌の最大99%を除去し、ステアリングホイールやシフトレバー、シートなど、乗員の手に触れるすべての部分を浄化するのに役立つ。

充電を支援するスマホ向け専用アプリ

新型500の顧客は、スマートフォン向けの「FIATアプリ」や新しいインフォテインメントシステムを通じて、多くの機能を利用できる。

「My Remote」は、スマートフォンを経由して、バッテリー充電レベル確認、最も低コストで充電できる時間帯の設定、車両の正確な場所の把握、ドアのロックやロック解除、照明のオンオフ切り替え、エアコンのプログラムが行える。

「My Car」は、タイヤ空気圧から定期点検スケジュールまで、さまざまなパラメーターを確認して、車両のコンディションをチェックできる。

「My Navigation」はアプリ経由で、車両のナビゲーションシステムに目的地情報を送り、ルートを探し、渋滞の状態や目的地の天候を確認することができる。現在のバッテリー充電レベルに基づいて、到達可能なポイントを地図上で検索することにより、近くにある充電ステーションを表示することもできる。地図は、常にワイヤレスで更新される。

「My Wi-Fi」は、自宅にいる時のように、最大8台のデバイスをインターネットに接続することができる。My Wi-Fiは、Amazon(アマゾン)の音声アシスタンス技術の「Alexa(アレクサ)」を活用し、車両とのやりとりを可能にする。

「My Theft Assistance」は、車両が盗難された場合、ただちに通知される。警察が盗難を確認した場合、カスタマーセーフティアシスタンスが、車両を回収するためのサポートを行う。

《森脇稔》

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