ダイムラーと吉利、次世代HV向けパワートレイン共同開発へ…提携を強化

ダイムラーと浙江吉利控股集団が共同開発する次世代ハイブリッド車向けパワートレインのイメージ
ダイムラーと浙江吉利控股集団が共同開発する次世代ハイブリッド車向けパワートレインのイメージ全 2 枚

ダイムラー(Daimler)と中国の浙江吉利控股集団(吉利)は11月20日、次世代ハイブリッド車向けパワートレインを共同開発すると発表した。

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浙江吉利控股集団は、スウェーデンのボルボカーズの親会社として知られる。2017年には英国のスポーツカーメーカー、ロータスカーズも傘下に収めるなど、拡大路線を歩んでいる。また、浙江吉利控股集団は2018年2月、ダイムラーの全株式の9.69%を取得し、筆頭株主になった。

2019年3月、ダイムラーは浙江吉利控股集団との間で、折半出資による合弁会社を設立し、次期スマートのEVを共同開発すると発表した。2020年1月には、次世代スマートのEVを共同開発するための折半出資の合弁会社、「スマート・オートモービル」を設立している。

ダイムラーと浙江吉利控股集団は今回、次世代ハイブリッド車向けパワートレインを共同開発すると発表した。今回の発表は、両社の提携関係を強化するものになる。

今回の提携強化により、両社はハイブリッドパワートレインを共同開発し、グローバルな競争力を高め、コストなどの面でいっそうの相乗効果を生み出すことを狙う。両社は、グローバルなR&Dネットワークを活用して、欧州と中国のパワートレイン工場で生産されるハイブリッド車向けの次世代ガソリンエンジンの開発で協力していく。

なお、この次世代ガソリンエンジンは、メルセデスベンツだけでなく、浙江吉利控股集団傘下のボルボカーズなどのブランドにも、幅広く搭載する予定、としている。

《森脇稔》

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