【F1 バーレーンGP】初日はハミルトンがトップ…レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが2番手

F1バーレーンGP
F1バーレーンGP全 10 枚

バーレーン国際サーキットで27日、F1第15戦バーレーンGPが開幕。フリー走行2回目はルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイム、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2番手タイムを記録した。

第14戦まではヨーロッパで開催された2020年のF1だったが、第15戦から最終戦までの3連戦は中東に舞台を移し開催される。この3連戦の最初の舞台はバーレーン国際サーキットのグランプリコース。1周5.411kmで、4本のロングストレートと幾つもの高速コーナーが特徴の、チャレンジングなコースだ。

フリー走行2回目は序盤、来季用のテストタイヤを履いて走行するマシンが多かったが、その使用義務周回数が終わると各車ミディアムタイヤを履いてアタック。開始から25分を経過した時点でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が1分29秒318を記録してトップに立った。

開始から30分が経過した時点でトップはフェルスタッペン、以下セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)と、トップ5に4台のホンダ勢が入る活躍を見せたが、まだアタックラップを行っていないマシンもあり、予断を許さない状況。そして開始45分、ここでバルテリ・ボッタス(メルセデス)が1分29秒336を記録して2番手に上がってきた。

このタイミングでアルボンがクラッシュ。ドライバーは無事だったがマシンが大きく壊れ、これで走行終了となった。マシン回収のためにレッドフラッグが振られセッションが中断。そして再開直後に再度レッドフラッグが振られたが、今度はサーキットに犬が侵入したためと、珍しい原因での中断だった。

再開後、いよいよハミルトンがソフトタイヤを履いてコースイン。まずは6番手のタイムを記録し、残り13分で一気にトップに浮上。自身のフリー走行1回目のタイムを抜く1分28秒971を記録した。

その後このタイムを更新する者は現れず、前戦でミハエル・シューマッハに並ぶ7度目のチャンピオンを決めたハミルトンが、王者の風格を見せ初日をトップで終えた。2番手はフェルスタッペン。以下ボッタス、ペレス、ダニエル・リカルド(ルノー)、ガスリーと続き、クビアトは最終的に9番手、クラッシュしてセッションを終えたアルボンは10番手の結果を残した。

バーレーンGPは28日にフリー走行3回目と公式予選が行われ、29日23時10分(日本時間)に57周の決勝レースがスタートする。

■バーレーンGP フリー走行2回目結果
1. ルイス・ハミルトン(メルセデス)/1分28秒971
2. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)/1分29秒318
3. バルテリ・ボッタス(メルセデス)/1分29秒336
4. セルジオ・ペレス(レーシングポイント)/1分29秒403
5. ダニエル・リカルド(ルノー)/1分29秒462
6. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)/1分29秒551
7. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分29秒841
8. ランス・ストロール(レーシングポイント)/1分29秒871
9. ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)/1分29秒900
10. アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)/1分30秒014
11. エステバン・オコン(ルノー)/1分30秒085
12. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)/1分30秒110
13. カルロス・サインツ(マクラーレン)/1分30秒271
14. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/1分30秒407
15. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)/1分30秒627
16. ケビン・マグヌッセン(ハース)/1分30秒849
17. キミ・ライコネン(アルファロメオ)/1分30秒928
18. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)/1分30秒973
19. ロマン・グロージャン(ハース)/1分31秒119
20. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)/1分31秒636

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る