ホンダ、シニア社員の新たな進路を支援…2021年度から新人事制度導入

ホンダ本社
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ホンダは12月2日、55歳以上のシニア層の正社員を対象とする新たな人事制度として「ライフシフト・プログラム」を2021年4月に導入すると明らかにした。このプログラムで早期退職する場合、退職金の割り増し支給や希望者への再就職支援を行う。

対象となるのは55歳以上59歳未満の人だが、初年度については年齢の上限を64歳未満まで引き上げて運用する。退職金の割増率などは公表していない。あくまで本人の意志を尊重し、希望者枠などは一切設けないという。

ホンダは17年度から、自動車メーカーでは初めて定年を60歳から65歳に引き上げる延長措置に踏み切っており、シニア正社員の比率が高まる状況にある。11年までは、45歳以上58歳未満を対象にした早期退職者への退職金割り増し制度を導入していた。

今回、定年延長や「CASE」で示される自動車産業の新たな課題なども踏まえ、対象者の年齢を高めにした新制度を導入することとした。シニア層の社員にとって、長年培ったスキルを、そのままホンダのなかで生かすのか、あるいは新たに社外に求める転進先で生かすのかなどを考える機会ともなりそうだ。

ホンダは「個人の選択肢を増やし、自分らしく生きるために新たなチャレンジをしたい人への応援制度として導入する」(広報部)と説明している。

《池原照雄》

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