シトロエン ベルランゴ にアウトドア仕様、「リップカール」…2021年欧州発売

黄土色のアクセントは太陽の光によって輝く砂丘がモチーフ

ヒルアシストディセント付きのグリップコントロール

アダプティブクルーズコントロール付きドライブアシストパック

シトロエン・ベルランゴ・リップカール
シトロエン・ベルランゴ・リップカール全 6 枚
シトロエンは12月1日、『ベルランゴ』(Citroen Berlingo)に「リップカール」を設定し、2021年に欧州市場で発売すると発表した。

ベルランゴのリップカールは、日本市場にも導入されたベルランゴをベースに、オーストラリア発の有名サーフブランドの「Rip Curl」とのパートナーシップで誕生したアウトドア仕様の特別モデルだ。リップカールの設定はシトロエンでは5車種目となり、最近では『C3エアクロス』に続くものとなる。

◆黄土色のアクセントは太陽の光によって輝く砂丘がモチーフ

外観は、フォグランプと「Airbump」の周囲に、黄土色のアクセントが配された。この黄土色は、太陽の光によって輝く砂丘をモチーフにしている。リアのクォーターパネルなどには、リップカールのロゴステッカーがあしらわれた。ブラック仕上げのドアミラーカバーやボディ同色のフェアリング付きバンパーも採用され、スタイリッシュな雰囲気を演出している。

ベルランゴのリップカールの室内は、シートの背もたれに黄土色のストライプを配して、暖かく機能的なインテリアを目指した。リップカールのロゴが刻印されたフロアマットも採用している。

デュアルゾーンのオートエアコンを標準装備した。バックカメラは後退する際、車両後方の状況をタッチスクリーンに自動で写し出す。TomTomデータ、音声認識、交通情報、ガソリンスタンド、駐車場、天気予報などのサービスを含む「CitroenConnectNav3D」ナビゲーションシステムも採用された。さらに、「CitroenConnectBox」と「SOS&アシスタンスパック」、24時間365日の緊急コール&支援など、さまざまなサービスを提供している。

◆ヒルアシストディセント付きのグリップコントロール

オプションで「Modutop」を用意した。これは、ルーフ部分の収納スペースで、ルーフの大半がガラスのパノラミックルーフと収納スペースを融合させたものだ。フロントルーフ部分に収納トレイを設け、さらに中央部には「バッグインルーフ」として、最大14リットルまでのバッグを収納できる。Modutopは電動サンシェード付きで、夏場の室内温度上昇を和らげる。ルーフアーチ中央部には、調整可能なムードライトが備わっている。

ベルランゴは、軽量、高剛性、高いポテンシャルと汎用性で高評価を得ているPSAグループの中核プラットフォーム、「EMP2」をベースに使用した。リアは従来モデルの改良バージョンとの組み合わせにより、スクエアなスペースを実現する。また、シャシーは「Citroen Advanced Comfort」プログラムに基づき、シトロエンらしい乗り味を実現するセッティングとした。あらゆるコンディションにおいて、ドライバーと同乗者がコンフォートで楽しく移動できるという。

「ヒルアシストディセント」付きの「グリップコントロール」は、スタンダード、サンド、マッド、スノー、ESPオフの5種類のモードが切り替えられる。車両があらゆる道路を走行できるように、トラクションデバイスが改良された。ヒルアシストディセントは、急な坂道を下る際、車両を自動的に減速させてコントロールを維持する。

◆アダプティブクルーズコントロール付きドライブアシストパック

ベルランゴのリップカールでは、「チルドレンズパック」がオプションで選択できる。これは、2列目の足元のカーペットの下にある収納フラップだ。2列目シートには、サンブラインドが付く。ルームミラーの下には、チャイルドカンバセーションミラーも装備された。

この他、ハンズフリースタートアシスト、230Vソケットとワイヤレススマートフォン充電器を含む「リチャージパック」、カメラが前方の車両を検出するアダプティブクルーズコントロール付きドライブアシストパックも採用される。これにより、ブレーキとアクセルを操作することにより、ドライバーは選択した速度を維持できる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  5. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る