【トヨタ MIRAI 新型】価格は710万円から、航続距離850kmを実現した未来のプレミアムカー

トヨタ MIRAI 新型
トヨタ MIRAI 新型全 52 枚

トヨタ自動車は、FCV(燃料電池自動車)『MIRAI(ミライ)』をフルモデルチェンジし、12月9日より販売を開始した。

【画像全52枚】

初代MIRAIは、ゼロエミッションでありながら短い燃料充填時間で長い航続距離を可能とする「究極のエコカー」として2014年に登場。世界に先駆け量産を開始した革新的なFCVとして注目を集めた。その一方、導入初期では供給能力に制約があり、乗車定員や航続距離などの要望もあった。

トヨタは新型MIRAIについて、「あらゆる瞬間で『このクルマはいい、本当に欲しい』と思ってもらえる、未来のプレミアムカーを提供すること」を目標に定めた。

スタイリングコンセプトは「SILENT DYNAMISM」

トヨタ MIRAI 新型トヨタ MIRAI 新型
新型MIRAIは、環境車だからではなく、スタイリングで選ばれるクルマを目指し、「SILENT DYNAMISM」をコンセプトにデザインを造り込んだ。エクステリアはスピード感あふれるプロポーションと大胆な面の変化を重視した造形を、インテリアは運転する楽しさと先進感の中のくつろぎをそれぞれ高次元で融合。

ボディカラーは、スタイリングを際立たせる陰影感と鮮やかさを兼ね備えた新色「フォースブルーマルティプルレイヤーズ」を含む全8色をラインアップする。

FCVならではの静かで滑らかな乗り心地

トヨタ MIRAI 新型の燃料電池ユニットトヨタ MIRAI 新型の燃料電池ユニット
小型・高出力化したFCスタックは、踏んだ瞬間からトルクが立ち上がり、どこまでもスムーズに伸びる、FCVならではの加速特性を発揮する。このFCスタックをフード下に、モーターと駆動用バッテリーはリヤに配置。水素タンクも含めたFCシステムの最適な配置により、前後50:50の理想的な重量配分を実現した。

プラットフォームは『クラウン』などFR高級車用として定評あるTNGA「GA-L」をベースに、リヤなど各部の構造を見直し、徹底的にボディ剛性や遮音対策を強化。これらにより、意のままのハンドリングと静かで滑らかな乗り心地を高度に両立させ、FCVならではの走りを実現した。

Advanced Drive装着車はハンズオフ走行を実現

安全面では最新の「トヨタセーフティセンス」を採用する。プリクラッシュセーフティ(PCS)は右折時の直進車両、右左折時に前方から来る歩行者を検知し、交差点事故にも対応。車道の歩行者に対しては、車線を逸脱しない範囲の操舵アシストを行いドライバーの衝突回避を支援する。

このほか、レーダークルーズコントロールにはカーブ走行速度抑制機能を追加。体調急変時、安全な停車を支援するドライバー異常時対応システム、ペダル踏み間違いを検知し加速を抑制する「プラスサポート」などを装備する。

トヨタ チームメイト アドバンストパークトヨタ チームメイト アドバンストパーク
さらに高度運転支援技術「Toyota Teammate」を採用。自動車専用道路でのハンズオフ走行を実現するAdvanced Drive装着車を導入し、2021年(予定)に発売する。また、カメラと超音波センサーによる高度駐車支援システム「Advanced Park」装着車を設定。安全/安心でスムーズな駐車を実現する。

空気清浄システム導入で「マイナスエミッション」を実現

空気清浄のイメージ(上)と空気清浄精算表示(下)空気清浄のイメージ(上)と空気清浄精算表示(下)
吸入した空気をきれいにして排出する空気清浄システムをトヨタ初導入。ゼロエミッションを超える「マイナスエミッション」を実現する。空気清浄システムは、エアクリーナーエレメント(ダストフィルター)でPM2.5レベルの細かい粒子まで捕捉し、ケミカルフィルターで有害な化学物質を除去するとともにPM2.5の発生を抑制。また、走ることできれいにした空気量をセンターディスプレイ上で分かりやすく表示する。

航続距離は3割増の850km

水素搭載量はフロアトンネルのスペースも活用することで、先代の4.6kgから5.6kgへと約20%拡大した。また、FC昇圧コンバータのSiC半導体採用や、2次電池としてリチウムイオン電池を採用したことなどにより、ユニット損失を低減。FCスタックの性能向上に加え、それを活用する触媒リフレッシュ制御の導入により発電効率も向上し、従来型比+約30%となる、850km(Gグレード)の航続距離を実現した。

CEV補助金117万3000円交付

トヨタ MIRAI 新型、エグゼクティブパッケージトヨタ MIRAI 新型、エグゼクティブパッケージ
グレード体系は標準の「G」、上級の「Z」を用意。各グレードに、居心地の良い後席空間に拘り、高級車としてのゆとりをさらに向上させる「エグゼクティブパッケージ」を設定。GにはAdvanced Parkなどを装備した「Aパッケージ」も設定した。

価格は710万円から805万円。エコカー減税や環境性能割、グリーン化特例といった税制面での優遇に加え、CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金)の対象となり、117万3000円が交付される。

《纐纈敏也@DAYS》

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