キャンバストップもあった“元祖クロカン4WD”、初代三菱『パジェロ』【懐かしのカーカタログ】

三菱 パジェロ(初代)当時のカタログ
三菱 パジェロ(初代)当時のカタログ全 13 枚

三菱から初代『パジェロ』が発売されたのは1982年4月。試作車だった“J52”ベースの「ジープ・パジェロ」(1973年)、「パジェロII」(1979年)を経て、発売前年の1981年の東京モーターショーにほぼ量産型のキャンバストップが登場した。

【画像】三菱 パジェロ(初代)当時のカタログ

シャシーはジープではなく、同社の『フォルテ4WD』のそれをベースにし、はしご型フレームに前輪はダブルウイッシュボーン/トーションバーの独立懸架、リアは半楕円リーフスプリング式車軸懸架を採用。リアのダンパーはユニークなバイアス配置としていた。

三菱 パジェロ(初代)当時のカタログ三菱 パジェロ(初代)当時のカタログ

パワートレインは、1997ccのガソリンエンジン(G63B)のほかに、ディーゼルは2346ccの2機種、そのひとつは初の4WDターボディーゼルを謳うアストロン80、4D55型で95ps/18.5kgmの性能と、60km/h時燃料消費率は17.0km/リットルを発揮した。

ボディタイプはメタルトップとキャンバストップの2タイプを設定。キャンバストップはロールバー風のセンターピラーを特徴とし、ソフトトップ部分は巻き上げのほか、工具を使わずに脱着が可能で、いろいろなスタイルで楽しむことができた。

三菱 パジェロ(初代)当時のカタログ三菱 パジェロ(初代)当時のカタログ

一方のメタルトップは乗用車的な快適性にもこだわったモデルだった。ドライバーの体重に合わせて50~100kgの範囲でバネの硬さが途油性可能なサスペンションシート(キャンバストップにも設定あり)の採用ほか、快適な空調、高い静粛性の確保にも配慮が行き届き、オプション設定でリア席用の温水式ヒーターも用意された。

三菱 パジェロ(初代)当時のカタログ三菱 パジェロ(初代)当時のカタログ

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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