アキュラSUV初の「タイプS」、MDX 新型に設定…2021年夏米国発売へ

初代NSXにも設定された高性能モデル「タイプS」

スポーティな内外装とブレンボ製ブレーキ

最大出力355hpの3.0リットルV6ターボ+第4世代のSH-AWD

タイプSのベースとなるスポーティ仕様「Aスペック」

アキュラ MDX 新型のタイプS
アキュラ MDX 新型のタイプS全 13 枚

ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは12月8日、新型アキュラ『MDX』(Acura MDX)に高性能モデルの「タイプS」を設定し、2021年夏、米国市場で発売すると発表した。

写真:アキュラ MDX 新型

初代NSXにも設定された高性能モデル「タイプS」

MDXは、アキュラの最上位SUVだ。アキュラによると、初代MDXのデビューから20年以上の間に、累計100万台以上が販売されており、MDXが米国で最も売れた3列シートのラグジュアリーSUVになるという。MDXはアキュラのベストセラー車としての地位を確保しており、アキュラブランドの米国販売の約3分の1を占めている。

4世代目となる新型MDXに設定されるのが、高性能モデルのタイプSだ。過去には、『TSX』(日本名:ホンダ『インテグラ』に相当)や初代『NSX』にも、タイプSが設定されたことがある。

アキュラが最後にタイプSを用意していたのは、2008年モデルの『TL』だったが、2020年、新型セダンの『TLX』でタイプSを約12年ぶりに復活させた。これに続いて2021年、SUV初のタイプSが、新型MDXにラインナップされる。

スポーティな内外装とブレンボ製ブレーキ

新型MDXのタイプSは、オープンダイヤモンドメッシュグリルやクワッドエキゾーストアウトレットを専用装備する。トリムは標準のクロームから、グロスブラックに変更され、高性能モデルらしいエクステリアとした。

足元には、グリップを最大化する275サイズのタイヤに、21インチのアルミホイールを組み合わせる。大容量ブレーキには、4ピストンのブレンボ製フロントキャリパーが採用されている。

インテリアには、タイプS専用の内装色とトリムを採用する。カーブドステッチのアクセントが付く9モードのマッサージフロントシートをオプションで用意した。新開発の「ELS STUDIO 3D」プレミアムオーディオシステムは、出力1000W以上、22のディスクリートチャンネル、25のスピーカー仕様となり、アキュラ史上、最も先進的で強力なオーディオシステムになるという

最大出力355hpの3.0リットルV6ターボ+第4世代のSH-AWD

新型MDXタイプSのパワートレインには、アキュラが新開発した3.0リットルV型6気筒ガソリンターボエンジンが搭載される。最大出力は355hp、最大トルクは48.9kgmを発生する。

新型MDXの他のグレードには、自然吸気の3.5リットルV型6気筒ガソリン「i VTEC」エンジンが搭載される。最大出力は290hp、最大トルクは36.9kgmを引き出す。タイプSでは、排気量を500cc縮小しながらも、ターボで加給することにより、パワーは65hp、トルクは12kgmプラスされている。

駆動方式は、最新の「SH(スーパーハンドリング)AWD」だ。第4世代のSH-AWDは、第3世代のシステムよりも、リアのトルク容量が40%増加し、前後のトルク伝達が30%高速化されている。最新のSH-AWDシステムは、通常の走行状態で最大70%のエンジントルクをリアアクスルに配分する。そのリアアクスルでは、トルクの最大100%を左または右の後輪に継続的に配分できる。これにより、後輪左右のトルク伝達のヨーモーメント効果が増幅され、さらにシャープで正確なターンインを実現するとともに、コーナリング時の安定性が向上しているという。アキュラ MDX 新型のAスペックアキュラ MDX 新型のAスペック

タイプSのベースとなるスポーティ仕様「Aスペック」

このタイプSのベースとなるのが、新型MDXに用意される「Aスペック」だ。スポーティ仕様のAスペックでは、光沢ブラックアクセント、ダークヘッドライト&テールライト、シャークグレーのホイールが装備される。ボディカラーには、専用のアペックスブルーパールが設定された。

インテリアは、Aスペックのロゴ入りフラットボトムレザーステアリングホイールを装備した。シートは、ブラックの「Ultrasuede」を備えたエボニーレザーまたはレッドレザーが選択できる。

《森脇稔》

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