愛着のフェアレディで熟年夫妻も参加…フリーモーターミーティング

フリーモーターミーティング
フリーモーターミーティング全 41 枚

栃木県宇都宮市にある「道の駅うつのみやろまんちっく村」で12月20日、「フリー・モーター・ミーティング(FMM)」が行われ、300台を優に超える新旧車両が集まった。

【写真】フリーモーターミーティング(全41枚)

FMM(鈴木丈生代表)の主催による、毎月第4日曜日に開かれている草の根エンスージアストイベント。今回は年末ということもあって一週繰り上げての開催となり、今年最後のミーティングとなった。

今年はコロナ禍で開催を一時中断、8月に再開された。その後はいつものように運営されてきたが、徐々に参加車両が増加。爆音をまき散らしたり不法改造した車両を排斥するため、駐車場入口でスタッフたちがマナー厳守のパンフレットを配ったりして注意喚起を行った。

この道の駅は東京ドーム10個分という広大な面積を持ち、駐車場の収容台数は1000台以上。ミーティング会場となっている駐車場は一般利用の多い施設から最も遠い場所にあり、施設側の使用許可も取っている。開催から10年となり、スタッフたちの地道なマナー啓発活動で今回も穏やかな集まりとなった。

”フリー”とうたっている通り参加は自由で、車両の新旧や国内外など参加規程はないため、様々な車両が集まるのが特色。原付バイクや軽トラからヒストリックカー、スーパーカーなど、まるで車の見本市のようで楽しい。今回は目視で300台を優に超える車が集まり、希少車もかなりの数に上った。

全体的に目立ったのはスーパーカー。フェラーリ『512BB』や『チャレンジストラダーレ』、ランボルギーニ『アヴェンタドール』や『ディアブロ』、アストンマーティン『ヴァンテージ』、マセラティ『クアトロポルテ』、ロータス『エリーゼ』など、かなりの台数。歴代のシボレー『カマロ』やシボレー『コルベット』などマッスルカーもずらりと並んだ。

ほかにも、MINIベースに英国のバックヤードビルダーで制作されたキットカー、マーコス『ミニGT』や、日産『リーフ』のリチウムイオンバッテリーとソーラーパネルを搭載するなどして自作した超小型1人乗りEV・トヨタ車体『コムス』、自力でフルレストアついでにオーバーフェンダーとリアスポイラーも装着したスバル『ff-1』など、見飽きることがない。

所有から43年間、奥様と今でも毎月1300kmは乗っているというダットサン『フェアレディ1600』も参加。オーナーはエンジンから電装、板金塗装までほとんどすべて自分で修理してきたという。ボディカラーに合わせておそろいの真っ赤なジャケットもおしゃれな熟年カップルだ。ほのぼのとしたミーティングらしいひとこまであった。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  2. ランクル最小モデル登場!トヨタ『ランドクルーザーFJ』世界初公開、日本発売は2026年央頃に
  3. 次期『Sクラス』はこの顔? メルセデスベンツ『ビジョン・アイコニック』発表…大型2ドアクーペ提案
  4. どうやって駅構内に運んだ?『クロスビー』改良新型のJR浜松駅搬入の裏側をスズキが公開
  5. ガソリンエンジンも復活へ...ポルシェ『ケイマン』次期型、デザイン細部まで丸わかり!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る