シボレー コルベット、ミッドシップ化されたデザインの舞台裏[動画]

ミッドシップ化によりデザインに大きな特長が生まれた

航空機とレーシングカーのデザインがルーツ

0~96km/h加速2.9秒で最高速312km/h

シボレー・コルベット・スティングレイ
シボレー・コルベット・スティングレイ全 22 枚

GMのシボレーブランドは12月22日、『コルベット・スティングレイ』(Chevrolet Corvette Stingray)の新たな映像を公開した。

この映像は2部構成のドキュメンタリーシリーズとなっており、今回公開されたパート1の題名は、「革命:ミッドエンジンコルベット開発ストーリー」だ。映像では、デザインチームが、ミッドエンジン化されたコルベットスティングレイのデザインに影響を与えたものは何かを紹介する。

また、パート2では、コルベット・スティングレイのエンジニアの視点を取り上げ、2021年1月4日に配信される予定だ。

ミッドシップ化によりデザインに大きな特長が生まれた

シボレー・コルベット・スティングレイシボレー・コルベット・スティングレイ

コルベット・スティングレイのエクステリアは、ミッドシップエンジン車ならではのエキゾチックなプロポーションと大胆かつ未来的なデザインを追求した。それでいて、そのシルエットは紛れもなく、従来のコルベットを踏襲しているという。

アスリートの引き締まった筋肉質ボディのような彫刻的な造形は、どのアングルからも躍動感と力強さを感じさせることを狙った。スーパーカーレベルの職人技、高級素材、細部へのこだわりは、コルベット スティングレイのすべてのコンポーネントをデザインするのに重要だったという。

シボレー・コルベット・スティングレイシボレー・コルベット・スティングレイ

エンジンの搭載位置をフロントからミッドシップに変更したことは、コルベット スティングレイのデザインに大きな特長をもたらした。コルベットスティングレイのエンジンはショーケースに飾られた宝石のように中央に配置され、大型のリアハッチウィンドウからその姿を見ることができる。

航空機とレーシングカーのデザインがルーツ

シボレー・コルベット・スティングレイ ・コンバーチブルシボレー・コルベット・スティングレイ ・コンバーチブル

コルベット・スティングレイは、航空機とレーシングカーのデザインをルーツとしている。キャノピー(風防)をフロント寄りに置いたデザインは、「F22」や「F35」といった最新のジェット戦闘機やF1のレーシングカーにインスパイアされたものだ。

コルベット・スティングレイにはスポーツカーに相応しい印象的なフロントマスク、水平方向に流れるクラシックなプレスライン、アグレッシブなフロントフェンダー、コルベットならではのデュアルエレメントヘッドランプが含まれ、コルベットのクラシカルなデザイン要素を受け継いでいるという。

シボレー・コルベット・スティングレイシボレー・コルベット・スティングレイ

ワイヤー、チューブ、ボルト、ファスナーといった細かなパーツも、そのひとつひとつがデザイン要素として考慮されている。このようなディテールへのこだわりは、サーキットだけでなく、あらゆる道路を対象としたモーターサイクルのデザインとも共通するものがあるという。

0~96km/h加速2.9秒で最高速312km/h

シボレー・コルベット・スティングレイシボレー・コルベット・スティングレイ

パワートレインは、ミッドシップに新世代の直噴6.2リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載する。ドライサンプオイル潤滑システムや気筒休止システムなどを採用した。最大出力は495hp/6450rpm、最大トルクは65kgm/5150rpm(「Z51パフォーマンスパッケージ」装着車)を発生する。

トランスミッションは、パドルシフト付きの8速デュアルクラッチだ。ドライバーモードは6種類で、ドライバーは自分の好みに合わせて、微調整することができる。従来型の「Weather」、「Tour」、「Sport」、「Track」に加えて、「マイモード」と「Zモード」が採用される。

シボレー・コルベット・スティングレイシボレー・コルベット・スティングレイ

マイモードを選択すると、キーをオフにしても、次に乗るときには自分の好みに合わせて調整したドライビングスタイルの設定を維持する。Zモードは、ステアリングホイールの「Z」ボタンで作動する。これはマイモードの設定をさらに一歩進めるシングルユースモードだ。ドライバーは、エンジンとトランスミッションの調整を行うこともできる。

乾燥重量は1527kgだ。0~96km/h加速は2.9秒(Z51パフォーマンスパッケージ装着車)、最高速312km/hの性能を備える。シボレーによると、コルベットのベースグレードとしては、史上最速という。

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《森脇稔》

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