電車運転士の視線をスマホで疑似体験、東急のARシミュレーターアプリ

8090系運転台シミュレータ(電車とバスのAR博物館)
8090系運転台シミュレータ(電車とバスのAR博物館)全 2 枚

「自宅で『電車とバスの博物館』にいる時間を楽しんでほしい」。東急電鉄は、同社8090系を運転する乗務員の視界をスマホで疑似体験できる期間限定アプリを3月31日まで無料配信する。

「電車とバスの博物館」(田園都市線宮崎台駅)は、東急デハ3450形モハ510や玉電デハ200形、日野RB10(路線バス)、三菱ふそうB623B(東急コーチ)などの実物展示をはじめ、8090系クハ8090運転シミュレータや鉄道模型ジオラマなどが並ぶ、東急電鉄が運営するミュージアム。

東急電鉄は今回、タイムルーパーと共同でARアプリ「電車とバスのAR博物館」を開発。2021年3月31日まで無料で配信する。AR電車シミュレーターでは、リアルに再現された博物館の8090系シミュレーターの運転台に立ち、運転士目線で東横線多摩川~新丸子のCG映像を、スマホで体感できる。

東急車輛製造で1980年代前半につくられた8090系は、日本初のステンレス軽量車体量産モデル。断面形状は従来車のような食パン形ではなく、だるまのように外側にふくらむ形状が印象的。

2019年にすべての東急線から引退。秩父鉄道(7500系・7800系)や富山地方鉄道(17480形)などに譲渡されていまも活躍している。

「電車とバスのAR博物館」は、この8090系運転台シミュレータ体験のほか、東急ヒストリーパノラマシアター、ジオラマ・シミュレーター、東急電鉄ヒストリーなどもスマホで体感できる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. インフィニティの中型SUV『QX60』、改良新型は表情一新…初の「SPORT」も設定
  5. マツダ『CX-5』新型、7月10日世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る