雪道でスリップして事故、保険での対応は?…ドラレコの活用も

(イメージ)
(イメージ)全 4 枚

損害保険ジャパンでは、大雪における立ち往生や雪による自動車に関するトラブルについて、ユーザーから問い合わせの多い内容を案内している。あおり運転で注目されたドライブレコーダーが、雪道での事故の早期解決につながることも期待されているという。

●立ち往生している前方の車に、雪道でスリップして後ろから追突した場合、一般的な追突事故の場合と過失は異なるか?……一般的な追突事故と同じく、停車中の車には過失がないので、後続車に100%の過失があるというのが基本的な考え方。

●雪道を夏タイヤ(ノーマルタイヤ)で走行して人身事故を起こした場合でも、保険金は支払われるのか?……通常時の事故と同様、保険金の支払い対象となる。

●雪道で冬タイヤを装着していた場合と夏タイヤの場合の事故では、過失割合の判定に影響は出るのか?……タイヤの種類だけで責任を判断することはない。ただし、過失割合は、予見可能性の有無についても考慮するため、雪で路面が凍結していることを認識しながら運転を開始した場合などは、過失判断の根拠になることもある。

損害保険ジャパンによると、路面に積雪している場合はブレーキ痕が残らなかったり、さらに事故が起きてから積雪してしまうと、ブレーキ痕が分かりづらくなる。大雪の場合は前方が見えにくく、事故当事者の間で見解に相違が出ることがある。

そうなると過失割合が確定せず、事故解決が長期化する。損害保険ジャパンでは、そういったトラブルを防ぐのにドライブレコーダーが有効だという。路面状況や速度、信号の変化、相手車両の状況把握などが録画から可能となり、事故の早期解決が期待されている。(イメージ)(イメージ)

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ショッピングセンターに320台の名車・旧車が大集結…第5回昭和平成オールドカー展示会
  2. 『V』クラスより上級のミニバンか? メルセデスベンツが2026年に『VLE』『VLS』導入へ…上海モーターショー2025
  3. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
  4. 日産がエルグランドなど新型4車種投入へ…NISSAN START AGAIN
  5. 【VW ゴルフGTI 新型試乗】自動車を運転することが楽しかった時代に引き戻される…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 東レ、偏光サングラスでの利用を可能にする新たなHUD技術を開発…フロントガラス全面展開も視野に
  2. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  3. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  4. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る