トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は1月5日、2020年の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数は211万2941台。前年比は11.3%減と、5年連続で前年実績を下回った。
総販売台数211万2941台のうち、乗用車は67万6976台にとどまり、前年比は20.4%減と引き続き落ち込んだ。SUVなどのライトトラックは143万5695台で、前年比は6.4%減とマイナスに転じている。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が29万4348台を販売した。前年比は12.7%減と減少傾向にある。『カローラ』も、22.2%減の23万7178台と2年ぶりに前年実績を下回った。『プリウス』は、37.6%減の4万3525台と、引き続き減少する。一方、スポーツカーの『スープラ』は2020年、5887台を販売した。前年実績に対して、2倍の伸びを記録している。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が43万0387台を販売した。前年比は3.9%減とマイナスに転じる。
中型SUVの『ハイランダー』は、前年比11.3%減の21万2276台と2年連続のマイナス。『C-HR』も12.3%減の4万2936台と2年連続で減少した。『ランドクルーザー』も、11%減の3147台とマイナスに転じた。
大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、前年比2.2%減の10万9203台と2年連続のマイナス。中型ピックアップトラックの『タコマ』も、4%減の23万8806台と、マイナスに転じている。