CES 2021開催にあわせ、日本のスタートアップが東京でリアル展示

会場は「b8ta Tokyo - Yurakucho」内に特設で用意された
会場は「b8ta Tokyo - Yurakucho」内に特設で用意された全 16 枚

世界最大のIT家電ショー「CES」への出展を支援するJAPAN TECHは、CES 2021がオールデジタルで開催されることに合わせ、「CES2021 JAPAN TECH @b8ta」を東京有楽町の「b8ta Tokyo - Yurakucho」で開催する。期間は1月9~17日。入場無料。

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JAPAN TECHやJ-STARTUPが支援する計17社がハイブリッド出展

b8ta Tokyo - Yurakucho店内には特設エリアが設けられ、ここに出展したのはJAPAN TECHがサポートする、クリエイティブテクノロジー/クリエイティブトレーディング/奈良先端科学技術大学院大学/ネットギアジャパン/福岡市役所/ヤギの7社。これに加え、スタートアップが集まってCES 2021に出展する「J-startup」から10社(知能技術/AMATELUS/I'm beside you/Excellence/アルケリス/Xenoma/DeepScore/SkyDrive/クォンタムオペレーション/サクラテック)が、8日に開催された「JAPANTECH@b8ta PRESS DAY」に参加した。

9日からは一般公開され、多くの人たちに新しいテクノロジーに触れられる機会を提供するほか、店内に設置するスタジオからのオンラインイベント配信も実施。日本のイノベーティブな企業や大学の技術を、バーチャルとリアルを融合したハイブリッド出展で国内外へ発信することになっている。8日のプレスデーではオンラインで出展する一部が披露された。ここではその中で注目した出展内容をいくつか紹介したい。

●サクラテック

ここで注目したのが「ハンディ・バイタルセンサー」だ。これは心拍・呼吸を計測できるハンディサイズの小型バイタルセンサーで、最大の特徴は車載用ブラインドスポット・インフォメーションなどでも使われる24GHzの準ミリ波により、毛布や衣服の上からでも非接触でセンシングして計測できることにある。今や計測を非接触で行うのはトレンドとなりつつあるが、同社の代表取締役の酒井文則氏によれば「このセンサーは車載用にも使われる高い信頼性を持ち、ガラスや樹脂といった素材を突き抜けてセンシングできる。その技術を活かして医療用として取り組んだのがこの製品」だという。

●クリエイティブトレーディング

注目はドローンで室内の空気清浄を行う“空飛ぶ空気清浄機”。同社は静電気で吸着する技術「静電チャック」のパイオニアで、この製品もその技術を応用したもの。重い塵は床に落ちるが、花粉など軽い微粒子は空気中を漂い続ける。一般的な空気清浄機では1カ所で作動するため、部屋の隅々まで微粒子を取り切れるものではない。そこで「フライング・マジック・クリーナー」の出番。室内を飛び回り、漂う微粒子を積極的に吸着して取り去っていくのだ。ルンバと合わせ留守中に作動させれば、帰宅時は室内の微粒子を大幅に減らしたクリアな空間で過ごせるわけだ。

この製品はすでに2018年にCESで公開されたものだが、同社はそれ以外の新製品として、静電チャックの技術を活用し、紙類や軽い樹脂なども吸着できるホワイトボードや、デスクワークなどで周辺部を空気清浄してくれる「OiSHi(オイシ)」、靴の中の臭いを取り去る「DEODORANT ONE」なども出展している。

●知能技術

「空中操作AI」と呼ばれる、画面やマウスに触れることなくPCを操作できる非接触型操作デバイス「UbiMouseLite」を出展。AIソフト「UbiMouse」や非接触デバイス「UbiMouseSimple」の派生版で、たとえばATMの画面や飲食店の注文画面、券売機など、不特定多数の人たちが利用する場所で使用される。すでにくら寿司ではこの技術を使ったセルフレジを導入予定だという。また、車載への転用が期待できそうなのがカメラで認識したジェスチャーによって様々なコントロールを可能にする技術。この日はグー/チョキ/パーの3つのコマンドを認識させてラジコンカーを動かした。コマンド数は学習数に応じて増やせ、赤外線を使えば夜間の動作も可能となるだろう。

●福岡市役所/スカイドライブ

昨年のCES2020に出展した「福岡市役所」もこの場所に出展していた。福岡市の中心部に近い九州大学跡地を活用し、最先端の技術革新によって少子高齢化など街作りの様々な課題の解決を図る未来都市「Fukuoka Smart East」を目指す。これまではコンセプトの提示だけにとどまっていたが、今年はいよいよ公募する段階を迎え、より具体的な進捗が見られそうな状況になってきた。また、2023年に“空飛ぶクルマ”の事業化を目指すスカイドライブは将来のコンセプトデザインを展示。11日にはその将来像を具体化したイメージビデオをオンライン上で公開する予定になっている。

《会田肇》

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