【ホンダ四輪モータースポーツ体制発表】F1参戦最終年度の布陣はフェルスタッペン、ペレス、ガスリー、角田…国内では山本尚貴が2年連続2冠に挑む

F1レッドブル・ホンダ
F1レッドブル・ホンダ全 5 枚
1月15日、ホンダは2021年度のモータースポーツ体制発表会を行った。世界最高峰のF1グランプリは、パワーユニット供給最終年度となる今年は2チーム4名のドライバーでチャンピオン獲得を目指す。

例年は取材陣を招いての発表会だったが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴いオンラインで発表会を行った。2015年からパワーユニット(エンジン、モーター、電力回生装置などを含む動力ユニット)の供給を開始したホンダの第4期F1挑戦は、2021年が最後となることがすでに発表されている。

F1ドライバーの顔ぶれは、レッドブル・ホンダでは昨年2勝を挙げたマックス・フェルスタッペンは継続参戦し、アレクサンダー・アルボンに代わってセルジオ・ペレスが参戦。アルファタウリ・ホンダでは昨年1勝を挙げたピエール・ガスリーは継続参戦し、ダニール・クビアトに代わって7年ぶりの日本人ドライバーとなる角田裕毅を起用。2チーム4名のドライバーでチャンピオン獲得を目指す。

国内レースでは、昨年、2度目となるSUPER GTとスーパーフォーミュラの2冠を達成した山本尚貴が、スーパーフォーミュラではダンディライアンからナカジマレーシングに移籍。前人未到のスーパーフォーミュラ4度目のタイトルを目指すとともに、SUPER GTとの3度目の2冠を目指す。

昨年、2度目のインディ500優勝を飾った佐藤琢磨はレイホールレーシングから継続してインディカー・シリーズに参戦。3度目のインディ500優勝を目指すとともに、初のシリーズチャンピオン獲得を目指す。

育成カテゴリーでは、2019年にSRS-Formula(鈴鹿サーキット・レーシングスクール・フォーミュラ)を卒業し、2020年はフランスF4でチャンピオンを獲得した岩崎歩夢がFIA-F3とF3アジア選手権に参戦。2年後のF1昇格を目標に活動する。

各カテゴリの参戦チーム、ドライバーは以下の通り。
※TBA=未発表

■FIAフォーミュラ・ワン世界選手権<F1>

●アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー
角田裕毅
●レッドブル・レーシング
セルジオ・ペレス
マックス・フェルスタッペン

■FIAワールド・ツーリングカー・カップ<WTCR>

●チーム未定
アッティラ・タッシ
ティアゴ・モンテイロ
ネストール・ジロラミ
エステバン・グエリエリ

■全日本スーパーフォーミュラ選手権

●TCS NAKAJIMA RACING
山本尚貴
大湯都史樹
●DOCOMO TEAM DANDELION RACING
福住仁嶺
牧野任祐
●Threebond Drago CORSE
タチアナ・カルデロン
●TEAM MUGEN
TBA
野尻智紀
●B-Max Racing
TBA
TBA

■スーパーGT<GT500クラス>

●TEAM KUNIMITSU
山本尚貴/牧野任祐
●ARTA
野尻智紀/福住仁嶺
●TEAM Red Bull MUGEN
笹原右京/大湯都史樹
●Astemo REAL RACING
塚越広大/ベルトラン・バゲット
●Modulo Nakajima Racing
伊沢拓也/大津弘樹

■スーパーGT<GT300クラス>

●TEAM UPGARAGE
小林崇志/名取鉄平
●ARTA
高木真一/佐藤蓮

■インディカー・シリーズ

●Chip Ganassi Racing
スコット・ディクソン
アレックス・パロウ
マーカス・エリクソン
ジミー・ジョンソン
●Andretti Autosport
アレクサンダー・ロッシ
コルトン・ハータ
TBA
TBA
TBA

●Andretti Harding Steinbrenner Autosport
TBA
●Rahal Letterman Lanigan Racing
佐藤琢磨
グレアム・レイホール
●Meyer Shank Racing
ジャック・ハーヴィー
エリオ・カストロネベス
●Dale Coyne Racing
TBA
TBA

以下、ドライバー育成

■FIA フォーミュラ・スリー選手権(F3)

●Hitech GP
岩佐歩夢

■F3 アジア選手権

●Hitech GP
岩佐歩夢

■全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)

●TODA RACING
佐藤蓮

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. 衝突試験、1回の費用はおいくら? ホンダ栃木四輪開発センターで見学
  5. ホンダ『プレリュード』新型、気になるライバルたち
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る