DNP、ワイヤレス充電機能一体化のデジタルキー認証モジュールを開発…オートモーティブワールド2021

ワイヤレス充電機能一体型のデジタルキー認証モジュール(左)を自動車のセンターコンソールなどに組み込んで使用する(右)
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大日本印刷(DNP)は1月20日、ワイヤレス充電機能を一体化したデジタルキー認証モジュールを開発したと発表した。

生活者のモノの所有に関する意識やライフスタイルなどの変化により、シェアリングエコノミーへの移行が見込まれる中、2019年10月に国土交通省は道路運送車両法の保安基準を改正。スマートフォンによるドアの施錠・解錠やエンジン始動が認められ、デジタルキー導入への流れが加速している。しかし、スマートフォンを自動車のデジタルキーとして利用する場合、スマートフォンの電池切れによってデジタルキーが機能しなくなるという課題があった。

DNPはこの課題解決に向け、ワイヤレス充電機能を一体化したデジタルキー認証モジュールを開発した。開発モジュールは、近距離無線通信の国際規格であるNFCの通信機能と、ワイヤレス充電の標準仕様を策定するWPCが定めるQi(チー)規格に準拠したワイヤレス充電機能を組合せ、2つの機能を集約したことで自動車のセンターコンソールなどの限られたスペースに組み込んで使用できる。

また、本モジュールに搭載可能なID・暗号鍵・電子証明書などの情報を安全に格納する「DNP機器組み込み用セキュアエレメント」も開発しており、デジタルキーなどの各種認証に関して、外部からの不正な解析に耐えるセキュリティ性能を付加する。

DNPは今後、デジタルキー導入を進める企業に本モジュールを提供しながら、必要な機能の検証や量産へ向けた仕様の精査を進める。また、デジタルキーの標準仕様を策定するCCCの次期標準仕様として採用が検討されているBluetoothやUWBといった無線通信技術も視野に入れ、デジタルキー認証モジュールの機能の拡充などを進めていく。

なおDNPでは、デジタルキー認証モジュールのプロトタイプを1月20日から22日に開催される「第13回オートモーティブワールド2021」のオンライン展示会に出展する。

《纐纈敏也@DAYS》

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