【電動SUV まとめ】2つのトレンドの組み合わせ…価格やデザイン、試乗記

メルセデスベンツEQC(左上)、アウディ e-tron スポーツバック(右上)、テスラ モデルX(中央)、日産アリア(左下)、ジャガー I-PACE (右下)
メルセデスベンツEQC(左上)、アウディ e-tron スポーツバック(右上)、テスラ モデルX(中央)、日産アリア(左下)、ジャガー I-PACE (右下)全 8 枚

熱を増すSUV市場に世界的な電動化の潮流が加わり、各メーカーから電動SUVが登場している。EVのみを展開するテスラの他、メルセデスベンツやアウディ、日産などはSUVから電動化戦略を展開する。本稿では電動SUVに着目し各モデルの価格や試乗記などをまとめた。

価格

アウディ e-tronスポーツバック:1143万円から
メルセデスベンツ EQC:1080万円から
テスラ モデルX:1060万円から
ジャガー I-PACE:976万円から
日産 アリア:約500万円から

目次

  1. 【テスラ モデルX】初のSUV、ファルコンウイングドアで価格は895万円から
  2. 【テスラ モデルX 試乗】世界のSUVが真っ青になっているに違いない…桂伸一
  3. 【ジャガー I-PACE 新型試乗】「臓物」を見せないハイエンドピュアEVの気遣い…中村孝仁
  4. 【メルセデスベンツ EQC】メルセデス初のEVはなぜミドルクラスSUVなのか? 開発責任者に聞いた
  5. 【メルセデスベンツ EQC 新型試乗】天下一品な「普通」の味付け…九島辰也
  6. 【日産 アリア】新テクノロジーにみる〇と×…EVはかくあるべきか?
  7. ジャガーのEV『I-PACE』に改良新型、内外装をアップデート…受注を欧州で開始
  8. 【アウディ e-tronスポーツバック】BEVなのになんでグリルがあるの?…乗ってみた
  9. 【アウディ e-tronスポーツバック 新型試乗】アウディとEVとの親和性の高さを実感…島崎七生人

【テスラ モデルX】初のSUV、ファルコンウイングドアで価格は895万円から

テスラモーターズジャパンは9月12日、東京ガーデンテラス紀尾井町で、SUV(多目的スポーツ車)『モデルX』を国内で初披露した。同社にとって3車種目の電気自動車で、ニコラ・ヴィレジェ社長は「最も安全で高機能なSUV」と強調した。

その最大の特徴は後部座席のドアがファルコンウイングドアで、鳥が翼を広げるように開く。しかも、ミニバンのスライドドアよりも狭い空間で開け閉めでき、車体から30cmのスペースがあれば十分とのこと。

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【テスラ モデルX】初のSUV、ファルコンウイングドアで価格は895万円から 画像

  • テスラ・モデルX
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  • テスラ・モデルX
  • テスラ・モデルX
  • テスラ・モデルX
  • “ガルウイング”と異なり、ドアの高さ方向の中央にもヒンジがあることが、ファルコンウイングと呼ばせる所以。

【テスラ モデルX 試乗】世界のSUVが真っ青になっているに違いない…桂伸一

バッテリーを床全面に敷き詰めた低重心の極みというべき、テスラの走行特性だから、全高が上に伸びた初のSUV、『モデルX』で重心高が多少変わろうが何のネガにもならない。という確証を得た。

モデルXの魅力の一つがコレになるかは不明だが、2.5トンの巨漢SUVをテスラが造るとこうなる。と示した一例は超絶な瞬発力である。世界のSUVが真っ青になっているに違いない。

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【テスラ モデルX 試乗】世界のSUVが真っ青になっているに違いない…桂伸一 画像

テスラ モデルX P90D ルーディクラステスラ モデルX P90D ルーディクラス

【ジャガー I-PACE 新型試乗】「臓物」を見せないハイエンドピュアEVの気遣い…中村孝仁

臓物の類はどこにも見当たらない

これまで何台かのピュアEVに乗った。フロントを駆動する日産『リーフ』やVW『e-ゴルフ』などは、ボンネットを開けるとパワープラントよろしく高電圧を示すオレンジ色の配線が走るメカ部分が顔を出す。

ジャガー『I-PACE』の場合、前後のタイヤにそれぞれモーターを装備する電動四駆だから、当然フロント側にもパワープラントは存在するはずで、事実、透視図を見れば当然そのメカニズムの存在を示していた。ところがどうだ。ボンネットを開けるとそこには小さなラゲッジスペースしか存在せず、いわゆる臓物の類はどこにも見当たらない。BMWの『i3』はメカニズムをリアに搭載しているからそれは見えなくてまあ当然だが、前にもあるはずのI-PACEは見事にそれを隠していた。

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ジャガー I-PACEジャガー I-PACE

【メルセデスベンツ EQC】メルセデス初のEVはなぜミドルクラスSUVなのか? 開発責任者に聞いた

メルセデス・ベンツ日本は、7月4日にブランド発信拠点の「Mercedes me Tokyo」」(東京都港区六本木)で、日本におけるメルセデスベンツ初のピュアEV(電気自動車)、『EQC』のプレス発表会を行った。

電気のみを動力とするEQCは、クーペの魅力も併せ持つクロスオーバーSUVである。デザインやメカニズムに先進性の表現を積極的に採用し、メルセデス・ベンツの特徴である卓越した安全性や操縦安定性、快適性、利便性、品質なども高いレベルで実現した。最初に発売されるのは、EQCの日本発表を記念して55台だけ限定発売される特別仕様車のEQC400エディション1886(販売価格1200万円)だ。

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【メルセデスベンツ EQC】メルセデス初のEVはなぜミドルクラスSUVなのか? 開発責任者に聞いた 画像

  • メルセデスベンツ EQC 開発責任者を務めたダイムラーAGのミヒャエル・ケルム氏
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  • EQC 開発責任者を務めたダイムラーAGのミヒャエル・ケルム氏
  • メルセデスベンツ EQC
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【メルセデスベンツ EQC 新型試乗】天下一品な「普通」の味付け…九島辰也

これまでジャガー『I-PACE』やアウディ『e-tron』といったプレミアムブランドのEVを試乗してきたが、実は今回メルセデスベンツ『EQC』を動かすのは初めて。なので、楽しみにその瞬間を待っていた。

どこか未来的でそれでいてレトロ調

おもしろかったのは、待ち合わせ場所に走ってきたその姿。ボディカラーが白だったこともあるのだろうか、街中ではかなり気配を消している。特にオーラを発することなく、クルマ群の一員として走っていた。

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メルセデスベンツ EQCメルセデスベンツ EQC

【日産 アリア】新テクノロジーにみる〇と×…EVはかくあるべきか?

15日、満を持して日産『アリア』が発表された。実際の発売は2021年に入ってからで少なくとも半年以上先の話だが、EU勢を含めたEV発表ラッシュも実車の販売は年末から来年前半にかけてだ。そのタイムラグを含んでも、競争力が期待できるスペックが発表された。

量産バージョンの試乗もこれからとなる段階で、いささか気が早いが、発表された内容や公表されたスペック、メール取材の内容をもとに、アリアに投入された主だったテクノロジーについて考えてみたい。なお、現時点では確定している情報も限られている。その範囲での考察を含む記事であることを念頭に読んでほしい。

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【日産 アリア】新テクノロジーにみる〇と×…EVはかくあるべきか? 画像

日産アリア日産アリア

ジャガーのEV『I-PACE』に改良新型、内外装をアップデート…受注を欧州で開始

ジャガーカーズは9月9日、世界EVデーに合わせて、ジャガー初の市販EVの『I-PACE』(Jaguar I-PACE)の改良新型の受注を欧州で開始した。英国本国でのベース価格は、6万5195ポンド(約888万円)と発表されている。

アトラスグレイ仕上げのフロントグリル

フロントグリルをアトラスグレイ仕上げに変更した。オプションの「ブライトパック」では、ノーブルクロームのグリルサラウンド、アトラスグレイのドアミラーカバー、サテンクロームのウィンドウサラウンド、アトラスグレイのディフューザーを装備する。また、「ブラックパック」は、リアのエンブレムをグロスブラック仕上げとした。

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ジャガーのEV『I-PACE』に改良新型、内外装をアップデート…受注を欧州で開始 画像

  • ジャガー I-PACE 改良新型
  • ジャガー I-PACE 改良新型
  • ジャガー I-PACE 改良新型
  • ジャガー I-PACE 改良新型
  • ジャガー I-PACE 改良新型
  • ジャガー I-PACE 改良新型

【アウディ e-tronスポーツバック】BEVなのになんでグリルがあるの?…乗ってみた

アウディ『e-tronスポーツバック』が9月17日に日本国内で発売となった。アウディの100%バッテリー駆動のEVというだけでなく、電動パワートレイン対応のeクワトロ(AWDシステム)を搭載し、アウディの本流スポーツモデルであることも特徴だ。

アウディe-tronスポーツバックの国内販売を発表した日、関係者向けの発表・内覧会が行われた。発表会の模様はオンラインでも中継されたので視聴した人もいるのではないか。内覧会では、国内の担当者に話を聞く機会があった。また、短い距離だが会場周辺のテストドライブも体験できた。車両のスペックなどはすでに多くの記事がでていると思うので、実車を見て、乗ってみて気が付いたポイントを紹介したい。

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【アウディ e-tronスポーツバック】BEVなのになんでグリルがあるの?…乗ってみた 画像

グリルのスリットは、内部で開閉し、必要に応じてバッテリー用ラジエターを冷却するグリルのスリットは、内部で開閉し、必要に応じてバッテリー用ラジエターを冷却する

【アウディ e-tronスポーツバック 新型試乗】アウディとEVとの親和性の高さを実感…島崎七生人

『e-tron』の名の初出は2009年9月のフランクフルトショー。『R8』風のボディに4つのモーターを載せた「電気のクワトロ」というべきショーモデルだった。

それから(日本市場では)11年、Qラインのスポーツバックの姿カタチで量産車として登場してきたのが、この『e-tronスポーツバック』である。

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【アウディ e-tronスポーツバック 新型試乗】アウディとEVとの親和性の高さを実感…島崎七生人 画像

  • アウディe-tronスポーツバック(55 quattro 1st edition)
  • アウディe-tronスポーツバック(55 quattro 1st edition)
  • アウディe-tronスポーツバック(55 quattro 1st edition)
  • アウディe-tronスポーツバック(55 quattro 1st edition)
  • アウディe-tronスポーツバック(55 quattro 1st edition)
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《滑川寛》

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