キャンピングカー活用の「新型コロナワクチン接種カー」貸出開始、高齢者施設への出張も可能

キャンピングカー(イメージ)
キャンピングカー(イメージ)全 2 枚

キャンピングカー株式会社は、新型コロナウイルスワクチン接種を実施する医療機関やワクチン接種会場を管轄する自治体へ向けたメディカルキャンピングカーの貸出を、同社が運営する「ジャパンキャンピングカーレンタルセンター(Japan C.R.C.)」を通じて開始した。

Japan C.R.C.では、総合病院やクリニックなどの医療機関でクラスターが発生しないための取り組みとして、キャンピングカーを駐車場などの「院外」に設置し、発熱外来の一次診察施設やPCR検査施設として活用する取り組みを行ってきた。

刻一刻と変わるコロナ情勢は、ワクチン接種の実行フェーズに移行しつつあるが、ワクチン接種の対応を整える医療機関・自治体へさらなる負担がかかることが想定される。そこでJapan C.R.C.では、2月下旬から開始予定のワクチン接種でも、新たなクラスターの発生を防止する取り組みとして、医療機関や接種会場を管轄する自治体に向けて、「新型コロナウイルスワクチン接種カー」としてキャンピングカーの貸出を開始する。

メディカルキャンピングカーは医療機関やワクチン接種会場への車両設置はもちろん、外出を伴うワクチン接種が困難な人の自宅近くや入居施設(老人介護施設など)へ出張型でのワクチン接種を行うこともできる。電源供給用のサブバッテリーを搭載し、車内でパソコンなど様々な電子機器が利用可能。またベンチレーター(換気扇)を回せば換気効果も高い。備え付けのシェード(目隠し)を閉じることでプライベート空間も確保。周囲の目を気にすることなく車内でワクチン接種を受けることができる。さらにエンジンを切った状態でも車内の暖房機能が使えるFFヒーターを搭載。医療関係者、受検者ともに、快適な空間でワクチン接種を受けることができる。

Japan.C.R.C.では、北海道から沖縄まで全国に展開するキャンピングカーレンタル拠点を活用し、全国の医療機関に迅速な対応を行っていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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