GMの新世代燃料電池、量産トラックに搭載…小型設計の「パワーキューブ」

GMの新世代燃料電池システム「ハイドロテック」を搭載するナビスターのトラック
GMの新世代燃料電池システム「ハイドロテック」を搭載するナビスターのトラック全 4 枚

GM(General Motors)は1月27日、新世代燃料電池システムの「ハイドロテック(Hydrotec)」を商用車大手のナビスターに供給し、ナビスターの量産燃料電池車(FCEV)『インターナショナルRHTM』シリーズに搭載すると発表した。

ナビスターのFCEVは、GM製の2つのハイドロテック燃料電池システムから、エネルギーを取得する。それぞれのハイドロテックには、300以上の水素燃料電池と熱管理と電力管理システムが含まれている。

ハイドロテックは、GMが「パワーキューブ」と呼ぶコンパクト設計が特長だ。そのサイズは、縦792mm、横1223mm、高さ564mm。GMによると、ハイドロテックは自動車だけでなく、海洋、土木、採掘設備、機関車、発電機など、幅広い分野で使用できるという。

GMは燃料電池技術の利用を、セミトラック市場に拡大している。これによりGMは、ハイドロテック燃料電池システムの大量商業化を図り、GMのEV推進を補完することを目指している。

燃料電池は、ガスやディーゼルよりも効率が良いため、セミトラック市場での重要性はますます高まると予想されている。GMは、複数の輸送や定置型、モバイル電源のエンドマーケットにおいて、燃料電池にさらなる成長の機会があると見込んでいる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  5. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る