ダイムラー、実質利益が53%増 2020年通期決算

ダイムラーの決算発表会
ダイムラーの決算発表会全 3 枚

ダイムラー(Daimler)は2月18日、2020年通期(1~12月)の決算(確定値)を発表した。

同社の発表によると、メルセデスベンツなどグループ全体の売上高は、1543億ユーロ(約19兆7070億円)。前年の1727億ユーロに対して、11%減とマイナスに転じた。

一方、2020年通期のEBIT(利払前・税引前利益)は、66億ユーロ(約8430億円)。前年の43億ユーロに対して、53%増加している。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の中、大幅な増益となったのは、広範囲に渡ってコストを削減したことと、すべての部門において力強い業績を達成したことによるもの。また、前年は一部のディーゼルエンジン搭載車の排ガスに関連する費用として、40億ユーロを計上しており、今期はこれがなくなって、収益を押し上げた。

ダイムラーとメルセデスベンツ取締役会のオラ・ケレニウス会長は、「2020年の業績は費用対効果の大幅な改善を反映して、市場の予想を大幅に上回った。とくに下半期(7~12月)、大幅な利益率の改善を達成した」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタに生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  5. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る