テスラ初のEVピックアップトラック『サイバートラック』、最終デザインを確認…マスクCEO

従来のピックアップトラックにはない斬新なデザイン

トリプルモーター仕様は0~96km/h加速2.9秒以内

17インチの大型タッチスクリーン

本格的な量産は2022年からの予定

テスラ・サイバートラック
テスラ・サイバートラック全 9 枚

テスラ(Tesla)のイーロン・マスクCEOは2月22日、同社初のEVピックアップトラック、『サイバートラック』(Tesla Cybertruck)の最終デザインを確認した、と発表した。

写真:テスラ・サイバートラック

サイバートラックは2019年11月に初公開された。車名のサイバートラックとは、「サイバーパンク」(Cyberpunk)に由来するネーミングだ。サイバーパンクは1980年代、サイエンス・フィクション(SF)の新ジャンルとして登場し、映画『ブレードランナー』がサイバーパンクの先駆け的作品と言われている。

従来のピックアップトラックにはない斬新なデザイン

サイバートラックの開発のテーマは、「スポーツカーよりもパフォーマンスが高く、トラックよりも優れたユーティリティ」だ。サイバートラックは、トラックの実用性とスポーツカーの性能を備えた設計が特長になる。サイバートラックは、高い耐久性と汎用性、動力性能を持ち、オンロードでもオフロードでも優れた性能を発揮するように設計されている。

デザインは、従来のピックアップトラックとは全く異なり、非常に斬新だ。真横から見ると、三角形に見えるデザインとした。また、ヘッドライトとテールランプは、それぞれ横一列につながっている。

サイバートラックには、耐久性と乗員保護性能を追求した強固なボディシェルを導入する。すべてのコンポーネントには、高強度の冷間圧延ステンレス鋼を使用した。装甲ガラスも採用されており、優れた強度と耐久性を備えている。テスラによると、ボディはほぼ貫通不可能という。

トリプルモーター仕様は0~96km/h加速2.9秒以内

サイバートラックには、シングルモーター+リアホイールドライブ、デュアルモーター+オールホイールドライブ、トリプルモーター+オールホイールドライブの3種類のEVパワートレインが設定される。このうち、最上位のEVパワートレインとなるのが、3個のモーターを搭載するトリプルモーター+オールホイールドライブ仕様だ。

シングルモーター+リアホイールドライブ仕様の場合、0~96km/h加速6.5秒以内、1回の充電での航続402km以上の性能を持つ。デュアルモーター+オールホイールドライブ仕様では、0~96km/h加速4.5秒以内、1回の充電での航続483km以上だ。トリプルモーター+オールホイールドライブ仕様の場合、0~96km/h加速2.9秒以内、1回の充電での航続805km以上の性能を発揮する。

充電は自宅をはじめ、最新のV3テクノロジーを含む1万4000か所以上のスーパーチャージャーネットワークが利用できる。EVユーザーの長距離走行を支援している。

17インチの大型タッチスクリーン

インテリアは、フロント3席、リア3席の最大6名乗車が可能だ。後席の下には、収納スペースを備えている。ダッシュボードには、ステアリングホイールと17インチの大型タッチスクリーンのみが配置されるシンプルなデザインだ。17インチの大型タッチスクリーンには、新開発のユーザーインターフェイスを備えている。

荷台には、ロック付きのカバーが装備されており、ツールボックスやスペアタイヤなどが積載できる。最大積載量は1587kgだ。

アダプティブエアサスペンションを採用した。サスペンションを上下に100mm動かして、車高を調整することが可能だ。このセルフレベリング機能により、乗降性を引き上げ、荷台への積載性も高めている。

本格的な量産は2022年からの予定

テスラのイーロン・マスクCEOは、このサイバートラックの最終デザインを確認した、と発表した。2019年11月の初公開から、すでに1年以上が経過しており、発売に向けて一部デザインが小変更された可能性もある。

イーロン・マスクCEOは1月に開催された2020年通期決算発表会において、サイバートラックの生産開始時期について、「本格的な量産は2022年からで、2021年内に少量が納車できる可能性もある」、としていた。

なお、サイバートラックは、テスラが米国テキサス州オースティンに建設中の新工場において、生産される予定だ。

《森脇稔》

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