ボルボカーズと吉利汽車、提携強化に合意…電動アーキテクチャの共有や自動運転技術など

ボルボカーズの主力車
ボルボカーズの主力車全 4 枚

ボルボカーズ(VolvoCars)は2月24日、吉利汽車(GeelyAuto)との提携を強化し、電気自動車アーキテクチャの共有や自動運転技術などの面における幅広い協業で合意した、と発表した。

ボルボカーズと吉利汽車は、既存のパワートレイン事業を新会社に統合することを確認した。2021年の操業開始を予定している新会社は、内燃機関、トランスミッション、次世代デュアルモーターハイブリッドシステムを、両社や他の自動車メーカーに供給していく。

両社は協業を通じて、コネクティビティや自動運転、カーシェアリング、電動化まで、次世代テクノロジーの開発と調達に注力する。両社はバッテリー、電気モーター、コネクトソリューションを共有し、共同で調達することを計画している。これには、ボルボカーズのソフトウェア開発会社の「Zenseact」が主導する形で共同開発される自動運転ソリューションが含まれている。

また両社は、新しい「SEA」と「SPA2」の電動アーキテクチャを、ブランド間で共有することを計画している。次世代のモジュラーEVアーキテクチャのハードウェアとソフトウェアの開発速度と効率を高めるために、共同の取り組みを開始した。

ボルボカーズは、企業間でプラットフォームとアーキテクチャを共有することで、相乗効果が高まり、ボルボカーズ、吉利汽車、Lynk&Co、ポールスターの各ブランドや外部パートナー全体で、製品ラインナップを拡大できる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 三菱ふそう、『スーパーグレート』3万1122台をリコール…ACMブラケットに不具合
  5. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る