MaaS実証実験「Enjoy!おうちでお台場」、東京りんかいエリアをオンライン観光

Enjoy!おうちでお台場
Enjoy!おうちでお台場全 5 枚

KDDI、東京臨海高速鉄道、東京臨海副都心まちづくり協議会、ドコモ・バイクシェア、ナビタイムジャパン、ゆりかもめの6者は、2月25日より、東京臨海副都心エリアにおけるMaaS実証実験を開始した。

実証実験は、2019年度に引き続き、東京都が公募した「令和2年度MaaS社会実装モデル構築に関する実証事業」に採択され、実施するもの。

前年度の目的であった「エリアまでの移動利便性の向上」「エリアでの回遊性の向上」に加え、新たにWith/Afterコロナによる移動需要の減少に対する「エリアへの安全・安心なおでかけ機会の創出」という課題も解決する取り組みを2021年1月中旬より開始予定だった。

しかし、新型コロナウイルス感染症の感染状況等に鑑み、当初予定していた観光MaaSのうち、お台場周辺施設のオンラインコンテンツ等を活用したオンラインでのバーチャル観光による将来的な臨海副都心エリアへの観光需要醸成と、混雑情報の可視化やオープンエアモビリティであるシェアサイクルを含んだマルチモーダルルート検索等の提供による生活MaaSの実証実験「Enjoy!おうちでお台場」として実施する。

オンラインでのバーチャル観光による将来的な臨海副都心エリアへの観光需要醸成では、移動や外出が難しい状況下でもエリアの魅力発信を続けることで、移動や観光再開後に多くの訪問者に訪れてもらえる環境づくりを目指す。

お台場の一部を3Dスキャンしたバーチャル空間上の「XRscape ODAIBA」にて、お台場にゆかりのあるTVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」とコラボレーションしたバーチャルコンテンツ「XR Music Art NIJIGASAKI」を提供する。また、臨海エリアや施設の魅力を伝える動画や、体験・アクティビティ紹介サイトなど、オンラインでお台場の魅力を体験・学習できるコンテンツを提供する。

対象エリアを生活圏としている人の日常の移動や、今後観光で実際にエリアを訪問する際の移動のサポートとしては、地図アプリ「ここ地図」内で「混雑エリアマップ」、「モビリティの混雑予測表示」、「混雑回避ルート提案」などの機能で混雑を可視化し、密を避けた移動をサポート。また、電車・バス・水上バス・東京ベイシャトル・フェリー・タクシー・シェアサイクルなどの交通手段を組み合わせた最適なルートや、徒歩のみのルート、自転車のみのルートなどを検索できる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  3. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  4. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  5. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る