新白河-白石蔵王間に被害が集中…福島県沖地震で約940カ所が被災した東北新幹線

福島県沖地震の影響で折れた東北新幹線の架線柱。同様の被害は新白河~古川間で20本におよんだ。
福島県沖地震の影響で折れた東北新幹線の架線柱。同様の被害は新白河~古川間で20本におよんだ。全 5 枚
JR東日本は2月26日、福島県沖地震で地上設備が被災した東北新幹線の現況を明らかにした。

東北新幹線は最後まで運行を見合わせていた那須塩原~仙台間が2月24日に再開したが、被災箇所は新白河~一ノ関間で約940カ所にも上っており、復旧作業は全線再開後も続けられている。

とくに高架橋や橋脚など土木設備の破損や電柱の折損、軌道変位といった被害が新白河~白石蔵王間に集中しており、JR東日本では「1日も早く通常ダイヤに戻せるよう、引き続き復旧作業を進めてまいります」としている。

このため、那須塩原~一ノ関では通常320km/hで走行するところを、那須塩原~郡山間では160km/h、郡山~仙台間では110km/h、仙台~一ノ関間では160km/hを最低速度にして走行しており、東京~仙台・盛岡間の到達時間は通常より1時間程度長くなっている。

運行本数も通常の8割程度となっており、北海道新幹線への直通は盛岡発着の『はやて』1往復を除いて中止されている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BMW、ケージ構造でヘルメット不要の電動スクーター『ビジョンCE』発表へ…IAAモビリティ2025
  2. ポルシェが新型車を予告、『911』シリーズの可能性も
  3. レクサス NX、電動モデルのラインナップを拡充…2026年型を米国発表
  4. 伝説のスラントノーズ復活か? ボルシェ 911 が「フラッハバウ」導入へ
  5. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る