価格や排気量、街乗りから楽しめる走りなどから国内での人気を集める250ccのスーパースポーツクラスには、ホンダ『CBR250RR』やカワサキ『Ninja ZX-25R』、ヤマハ『YZF-R25』、そしてスズキ『GSX250R』などが群雄割拠している。本稿では、上記の人気4モデルについてまとめた。
価格
カワサキ Ninja ZX-25R:91万3000円ホンダ CBR250RR:82万1700円から
ヤマハ YZF-R25:65万4500円
スズキ GSX250R:53万6800円から
目次
- 【スズキ GSX250R 試乗】ちょっとズルいんじゃない?
- 【ホンダ CBR250RR 試乗】「ヤヌス」なバイクだった
- ヤマハ『R25/R3』若者に人気の理由は、日常と“R”のバランスにあった…開発者インタビュー
- 250マルチ復活、Ninja ZX-25R 9月10日発売決定…価格は82万5000円より
- ホンダ CBR250RR、41psにパワーアップ…アシストスリッパークラッチも標準装備
- 【カワサキ ZX-25R 試乗】、18,000回転まで官能的な4発サウンドと、低中速の従順さに舌を巻く…青木タカオ
- スズキ GSX250R、2021年モデル発売へ ABS仕様を追加
- 【ヤマハ YZF-R25 試乗】価格も「すべてがちょうどいい」スポーツバイクのスタンダード…伊丹孝裕
【スズキ GSX250R 試乗】ちょっとズルいんじゃない?
16歳の誕生日と共に原付免許を取り、でも、20代はクルマに夢中。アラサーでリターンライダーになるも、40代は仕事に忙殺される。そしてアラフィフで2輪に再々入門。そんな浦島ライダーが、最新のバイクをチェックしていきます!
ちょっとズルいかっこよさ
美男美女がしっかりオシャレして街を歩いているのを見ると、「ちょっとズルいんじゃね!?」と思ったりします。スズキ『GSX250R』も、ただでさえスタイルがいいのに、そのエクスターカラーバージョンなんて、ちょっとカッコよすぎません?
【スズキ GSX250R 試乗】ちょっとズルいんじゃない? 画像
【ホンダ CBR250RR 試乗】「ヤヌス」なバイクだった
16歳の誕生日と共に原付免許を取り、でも、20代はクルマに夢中。アラサーでリターンライダーになるも、40代は仕事に忙殺される。そしてアラフィフで2輪に再々入門。そんな浦島ライダーが、最新のバイクをチェックしていきます!
250ccとみくびったワタシを叱りたい
ホンダ『CBR250RR』の第一印象は、「軽い」「低い」そして「シートが硬い」でした。「クォーターバイクトップクラスのスポーツ性能!」と評判なので心して対面したのですが、低い位置から生えるバーハンドルを持って駐車位置から引き出すと、拍子抜けするほどボディが軽い。これは嬉しい。カタログスペックの車重は、167kg(ABSなしは165kg)です。
【ホンダ CBR250RR 試乗】「ヤヌス」なバイクだった 画像
ヤマハ『R25/R3』若者に人気の理由は、日常と“R”のバランスにあった…開発者インタビュー
“若者のバイク離れ”などと言われているが、本当なのだろうか。少なくともヤマハ『YZF-R25/ABS』そして『YZF-R3 ABS』には当てはまらない。なんと、ユーザー層の60%が10~20代だというから驚くばかりだ。
税抜き新車価格は『YZF-R25』だと55万5000円、『YZF-R25 ABS』が59万5000円、『YZF-R3 ABS』なら62万5000円。若年層にしてみれば、決して安くはない価格帯でありながら絶大な人気がある。これほどの商品訴求力の高さ、モーターサイクルに限らず世の中のあらゆる製品を見渡しても思いつかない。
ヤマハ『R25/R3』若者に人気の理由は、日常と“R”のバランスにあった…開発者インタビュー 画像
250マルチ復活、Ninja ZX-25R 9月10日発売決定…価格は82万5000円より
カワサキモータースジャパンは、250cc唯一の4気筒エンジンを搭載するスーパースポーツ『Ninja ZX-25Rシリーズ』を9月10日より発売する。
開発・生産コストの高さや排ガス規制への対応問題により、250ccクラスから4気筒エンジンが姿を消して早10年以上が経過。カワサキでは『バリオスII』以来、13年ぶりとなる、待望の4気筒エンジンモデルが復活する。
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ホンダ CBR250RR、41psにパワーアップ…アシストスリッパークラッチも標準装備
ホンダは、軽二輪スーパースポーツモデル『CBR250RR』をマイナーチェンジ、出力向上などを図り、9月18日より発売する。
CBR250RRは、剛性としなやかさを両立させた鋼管トラス構造フレームに、低中回転域での力強さとスーパースポーツならではの高回転域までシャープに吹け上がる出力特性を高次元で両立させたエンジンを搭載。足まわりには、フロントに倒立タイプのサスペンションを、リアには左右非対称形状のアルミ製スイングアームと路面追従性に優れたプロリンクサスペンションを組み合わせて採用したほか、制動時の安心感をより高めるABSを標準装備。卓越した動力性能を余すことなく引き出せる操縦性を実現したスーパースポーツモデルとして、若年層を中心とした幅広い層の支持を得ている。
ホンダ CBR250RR、41psにパワーアップ…アシストスリッパークラッチも標準装備画像
【カワサキ ZX-25R 試乗】、18,000回転まで官能的な4発サウンドと、低中速の従順さに舌を巻く…青木タカオ
新設計250cc 4気筒を搭載!Ninja ZX-25R
完全新設計の250cc並列4気筒エンジンを搭載し、9月10日に発売する『Ninja ZX-25R』。ついに国内で試乗することができた。
跨ってまず感じるのは、車体のスリムさ。2→4気筒化しても、パラレルツイン搭載の『Ninja 250』とほぼ変わらない印象で、公式スペックを見ても幅はわずか40mm増に抑えている。
【カワサキ ZX-25R 試乗】、18,000回転まで官能的な4発サウンドと、低中速の従順さに舌を巻く…青木タカオ 画像
スズキ GSX250R、2021年モデル発売へ ABS仕様を追加
スズキは、ロードスポーツバイク『GSX250R』にABS仕様を追加して12月25日より発売する。
GSX250Rは、平成28年国内新排出ガス規制に対応しながらフリクション低減や燃焼効率向上など、街乗りで多用する低中速の扱いやすさを重視した水冷2気筒248ccエンジンを搭載。スタイリングは、テールカウル先端に向けてコンパクトにラインが集合するスポーティーなデザインとし、セパレートタイプのハンドルバー、前後分離式シートなどを採用しながら、快適なライディングポジションを実現している。
スズキ GSX250R、2021年モデル発売へ ABS仕様を追加 画像
【ヤマハ YZF-R25 試乗】価格も「すべてがちょうどいい」スポーツバイクのスタンダード…伊丹孝裕
250ccの国産スポーツバイクの中、最もバランスに優れているのが、ヤマハ『YZF-R25』だ。ライディングの基本を学べる良き素材であり、街乗りやツーリングはもちろん、サーキットにおけるスポーツ走行もフォロー。ナチュラルなハンドリングが積極的な操作を促してくれる。
ここで言う国産スポーツバイクとは、ホンダ『CBR250RR』、スズキ『GSX250R』、スズキ『ジクサー SF250』、カワサキ『Ninja ZX-25R』といった同排気量帯のモデルである。フルカウルとセパレートハンドルを備え、日本はもとより東南アジアでも人気のカテゴリーだ。