【ホンダ レジェンド 新型】寺谷日本部長「事故ゼロ社会の実現に向けた大きな一歩」

ホンダ・レジェンド新型:ハンズオフ機能付。車線内運転機能作動時
ホンダ・レジェンド新型:ハンズオフ機能付。車線内運転機能作動時全 6 枚

ホンダは『ホンダセンシングエリート』と名付けた自動運転レベル3の機能を備えた先進安全技術を旗艦モデル『レジェンド』に搭載し、3月5日から100台限定でリース販売を開始すると発表した。価格は1100万円。

ホンダの寺谷公良日本本部長は3月4日に行ったオンライン発表会で「レベル3を用いた技術をレジェンドというフラッグシップセダンに搭載をして世の中に出すということは、ホンダが目指している自動車事故ゼロ社会の実現に向けた非常に大きな一歩である」と述べた。

さらに「ホンダのブランドがより先進的な優れたブランドであるということを世の中に訴えていくという意味でも大変大きな意義がある」とも強調した。

ホンダセンシングエリート搭載のレジェンドを限定100台のリース販売としたことについて寺谷本部長は「一人ひとりのお客様にきちんとした丁寧なアフターサービスを行うため」とした上で、具体的には「まずはホンダセンシングエリートの取り扱いについての丁寧な説明をしっかりとお客様に行う説明責任。もうひとつはメンテナンスリースという形で、お買い求め頂いた販売店に確実に定期的に入庫をして頂いて、クルマが完全な状態で常に完璧な状態でご利用頂けることをしっかり確保するため」と語った。

ホンダセンシングエリートの主な特徴は高速道路や自動車専用道で一定の条件を満たすとドライバーがハンドルから手を離した状態でもシステムが自動で運転操作を支援するというもの。レベル3なので、クルマ側が主体的に運転を行うため、システムが作動している時に何らかのトラブルが生じた場合はドライバーではなくクルマ側が責任を負うことになる。

このハンズオフ状態で走行中、渋滞に遭遇するとシステムが周囲を監視しながらアクセルやブレーキ、ステアリングを操作するトラフィックジャムパイロット(渋滞運転機能)や、システムがハンズオフ機能を終了しようとした際にドライバーが運転操作に応じなかった場合には左車線または路肩に向かって減速、停車を行う緊急時停車支援機能も備えている。

ホンダセンシングエリート搭載レジェンドの限定100台リース販売後の展開に関して寺谷本部長は「まずは第一歩として100台限定ということで、当面の増産、増販は計画していない」としながらも、「今回この100台をしっかり皆様にご利用頂いて、その中からいろいろお客様の評判やフィードバックも頂いた上で、将来に向けては検討していきたい」とも話していた。

《小松哲也》

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