BMW M3 セダン新型、MotoGPのセーフティカーに…510馬力ツインターボ搭載

最大出力480hpで6速MTの標準仕様

最大出力510hpで8速Mステップトロニックの「コンペティション」

「Mドリフト・アナライザー」をオプション設定

セーフティカーの市販車からの変更点はわずか

BMW M3 セダン 新型のMotoGPセーフティカー
BMW M3 セダン 新型のMotoGPセーフティカー全 24 枚

BMWは3月9日、新型『M3セダン』(BMW M3 Sedan)が、世界最高峰の二輪レース「MotoGP」の2021年シーズンのセーフティカーに起用されると発表した。

写真:BMW M3 セダン 新型のMotoGPセーフティカー

最大出力480hpで6速MTの標準仕様

同車は、新型BMW『3シリーズセダン』がベースの高性能なMモデルになる。パワートレインには、最新のBMW Mツインパワーターボテクノロジーを採用した。このエンジンは、「S58」型と呼ばれる直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボユニットだ。

BMW Mの他の高性能モデルと同様に、新型BMW M3セダンには、2つのパフォーマンスレベルが用意される。標準仕様は、最大出力が480hp/6250rpm、最大トルクが56.1kgm/2650~6130rpmだ。トランスミッションは6速MT。BMWによると、純粋なパフォーマンス体験と、車両をダイレクトに操る感覚を好む顧客にとって、マニュアルトランスミッションモデルのバリエーションは、このセグメントでユニークな設定になるという。

動力性能は、0~100km/h加速が4.2秒、最高速が250km/h(リミッター作動)。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が290km/h(リミッター作動)に引き上げられる。

最大出力510hpで8速Mステップトロニックの「コンペティション」

さらなる高性能を求める顧客には、「コンペティション」を設定する。直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力が510hp/6250rpm、最大トルクが66.3kgm/2750~5500rpmに高められた。トランスミッションは「ドライブロジック」を搭載した8速「Mステップトロニック」を組み合わせる。

動力性能は、0~100km/h加速が3.9秒、最高速が250km/h(リミッター作動)。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が290km/h(リミッター作動)に引き上げられる。

従来型M3セダンには、直噴3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを積む。最大出力は431hp/5500~7300rpm、最大トルクは56.1kgm/1850~5500rpmだ。新型では、標準仕様で49hp、コンペティションで79hpという大幅なパワーアップが図られたことになる。

新型M3セダンにはまず、後輪駆動モデルが用意された。遅れて、4WDの「M xDrive」が初設定される。M xDriveは通常状態ではFRを基本にしながら、路面状況や走行状態に応じて、4WDに変化する。

「Mドリフト・アナライザー」をオプション設定

新型M3セダンには、オプションでサーキットでの使用に特化して考案された「Mドライブ・プロフェッショナル」が選択できる。この新しいオプションは、理想的なラインや完璧なラップタイムを追求する上で、ドライバーに常に新たな進歩をもたらすという。

例えば、iDriveメニューで「Mドリフト・アナライザー」を作動させ、適度なオーバーステアや適切に管理されたカウンターステアを行って、極めてダイナミックにコーナリングするドライバーの技量を記録することができる。その際、記録される項目は、最新のドリフト走行の持続時間、走行ライン、ドリフト角度だ。

コントロールディスプレイには、1つ星から5つ星までのスコアで評価が表示され、さらにアクセルコントロールによる方向変換で、最も成功した際の記録と比較される。グラフィック表示される一覧図には、さらにドリフト走行をした回数、ドリフト走行の距離など、スポーツパフォーマンスを示すその他のパラメータも表示される。

セーフティカーの市販車からの変更点はわずか

この新型M3セダンが、世界最高峰の二輪レースのMotoGPの2021年シーズンのセーフティカーに起用される。MotoGPのセーフティカーのベースは、コンペティション仕様だ。BMWによると、セーフティカーとして使用できるようにするために必要な変更は、わずかだったという。

具体的には、ライトバーの追加、点滅式のフロントライトへの変更、モータースポーツ仕様のクイックリリースボンネットラッチ、緊急時の電源遮断システムが含まれる。排気システムも変更されている。

BMW Mは2021年、セーフティカーのカラーリングに新しいアプローチを導入した。従来のクラシックなモータースポーツホワイトの代わりに、セーフティカーは新型M3セダンの専用色、フローズングレーダークメタリックで塗装されている。

《森脇稔》

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