植物由来原料のバイオエンプラ、三菱ケミカル「デュラビオ」がいすゞトラック3車種に採用

各車種のBSMレーダーカバー位置
各車種のBSMレーダーカバー位置全 1 枚

三菱ケミカルのバイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO」が、いすゞ自動車のトラック3車種に採用された。三菱ケミカルが11日、発表した。

車種は小型トラック『エルフ』、中型トラック『フォワード』、大型トラック『ギガ』。これらの、交差点警報およびブラインドスポットモニター(BSM)用レーダーカバーに採用された。三菱ケミカルによるとDURABIOがトラック 部品に採用されたのは初めてだという。

三菱ケミカルでは現在、トラックなど商用車を含めた、自動車業界のCASE化により増加が見込まれる車内外のレーダーやセンサーに対応する素材として、DURABIOの用途展開を加速させている。

DURABIOは、再生可能な植物由来原料イソソルバイドを用いたバイオエンプラで、耐衝撃性、・耐候性 ・耐熱性などの点で一般的なエンプラよりも優れた物性を有しているという。顔料を配合するだけで、つややかで光沢のある表面を作ることができる。さらに、表面が硬くて擦り傷が付きにくいため、塗装・コーティング工程が不要となり、製造時に塗料から発生するVOC(揮発性有機化合物)を削減することができる。これらの特性を活かし、自動車の内外装意匠部品への採用が進んでいるそうだ。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  3. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
  4. 日産『ルークス』新型、1か月で受注1万1000台突破…約8割が「ハイウェイスター」選択
  5. 「大ヒットの予感」トヨタが“小さいランクル”初公開! SNSでは「男心をくすぐる」「日本でも扱いやすそう」と期待のコメント続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る