レベル3の遠隔型無人自動運転サービス、永平寺町で

主な自動運行装置の構成
主な自動運行装置の構成全 2 枚

経済産業省と国土交通省は3月23日、福井県永平寺町でレベル3の認可を受けた遠隔型自動運転システムによる無人自動運転移動サービスが3月25日から開始されると発表した。

両省は福井県永平寺町で遠隔型自動運転システムによる自動運転車の実証実験を進めてきた。昨年12月からは遠隔地にいる1人が3台の自動運転車を常時監視・操作する形でレベル2での試験運行を実施した。

その後、車両の高度化を進め、今回、自動運転車に搭載する遠隔型自動運転システムが国内で初めて、一定条件範囲内で運転者に代わってシステムが運転操作する「レベル3」の遠隔監視・操作型自動運行装置として認可を受けた。この自動運転車を用いた本格運行を3月25日から開始する。

認可された自動運行装置「ZENドライブパイロット」は道路に敷設した電磁誘導線上を追従しながら周辺の交通状況を監視するとともに、運転者に代わって運転操作し、最大速度12km/hで自動走行する。

今回、レベル3にアップグレードすることで3台の自動運転車が作動継続困難な場合を除いて遠隔にいる運転手は常時監視しなくてよくなり、運転の負担が軽減される。これに伴って、安全確保のため乗車していた保安要員を外した運用とする。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  3. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  4. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る