コロナ下で2度目の今年のGW(ゴールデンウイーク)も不要不急の外出を控える我慢の「巣ごもり」連休になりそうだ。
政府が、新型コロナウイルスの緊急事態宣言に準じた対策が可能となる「まん延防止等重点措置」を東京都と京都府、沖縄県に適用するという。このうち、東京の対象期間は4月12日からGW明けの5月11日までの1か月とする模様。
ただ、就活生にとっては「巣ごもり」生活ばかりを続けているわけにもいかないだろう。そんな中、就職情報サイトのマイナビと日経新聞が共同で2022年3月卒業予定の大学生・大学院生の就職希望企業調査を発表した。
きょうの日経が取り上げているが、人気ランキングでは文系首位が昨年3位の東京海上日動火災保険、理系首位が同2位の味の素となったという。新型コロナ下で学生の安定志向を反映し、保険や食品などの企業が人気を高める結果となったようだ。音楽やゲーム、出版といった「巣ごもり需要」に関連する企業も人気を集めた半面、旅行会社や航空会社などは大きく順位を下げたという。
自動車関連では、ベスト50社の中で文系総合では、トヨタ自動車が12位(昨年14位)、一方、理系では同じくトヨタ自動車が昨年と同じ5位にランクイン、ホンダも昨年の40位から23位にランクアップしたが、昨年26位のデンソーは49位に後退した。
また、100社以内でみると、文系では59位に日産自動車、73位にスズキ、91位にマツダと続くが、ホンダなどは圏外。理系では65位にマツダ、68位に川崎重工、75位にスバル、84位に日産自動車が入っている。
さらに、業種別ランキングのうち、自動車・輸送用機器関連では、1位はトヨタ自動車、2位が日産自動車、3位がホンダ、4位がマツダとなり、以下スズキ、スバル、デンソー、川崎重工、ダイハツ、アイシンと続くが、コロナ下でも就活生の「クルマ離れ」は相変わらず続いているようだ。コロナ下の東京(4月1日、品川駅)
2021年4月9日付
●新型コロナ、東京に「まん延防止」適用、きょう決定、12日から1か月(読売・1面)
●自動運転購入後も向上、トヨタ2車、ソフト更新(読売・6面)レクサス LS/トヨタ MIRAI
●ルネサス生産再開へ、火災の工場19日までに(朝日・7面)
●温室ガス30年45%減、13年比新目標政府調整(毎日・1面)
●社説、半導体の供給不足、世界の変化見据え戦略を(毎日・5面)
●高速道の障害者割引申請簡単に、22年度以降、マイナンバー活用(東京・7面)