エヌビディア、自動運転車向け次世代コンピュータ発表…毎秒1000兆回の演算を可能に

エヌビディアの自動運転車向け次世代コンピュータ「NVIDIA DRIVE Atlan」
エヌビディアの自動運転車向け次世代コンピュータ「NVIDIA DRIVE Atlan」全 1 枚

エヌビディア(NVIDIA)は4月12日、自動運転車向けに、毎秒1000兆回の演算性能を可能にする次世代AI対応プロセッサ、「NVIDIA DRIVE Atlan」を発表した。

NVIDIA DRIVE Atlanシステムオンチップは、AI (人工知能)とソフトウェアを最新のコンピューティング、ネットワーク、セキュリティと融合させた。NVIDIA DRIVE Atlan には、エヌビディアの次世代GPUアーキテクチャ、新しい 「Arm CPU」コア、ディープラーニング、コンピュータービジョンアクセラレータが含まれている。

このデータセンターのような性能により、自動車メーカーには、ソフトウェア デファインドの車両を構築するために、充分なコンピューティング機能が提供される、と自負する。さらに、安全な OTA(Over The Air)アップデートを通じたプログラミングや、永続的なアップグレードが可能になるという。

NVIDIA DRIVE Atlanでは、自動運転車に見られる複雑なコンピューティングや AI ワークロードをサポートするために、幅広い高度なネットワーク、ストレージ、セキュリティサービスを提供する「NVIDIA BlueField」データプロセッシングユニットを統合している。

NVIDIA BlueFieldは、データ侵害やサイバー攻撃を防ぐための安全なセキュリティを備えたデータセンター・インフラストラクチャ・オンチップのプログラム性能を提供するという。NVIDIA DRIVE Atlanは、自動運転車で同時に実行される多数のAIアプリケーションを、安全かつ確実に処理するように設計されている、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  4. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
  5. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る