コンチネンタル、第6世代の長距離レーダーとサラウンドレーダー発表へ…上海モーターショー2021

コンチネンタルの第6世代の長距離レーダーの作動イメージ
コンチネンタルの第6世代の長距離レーダーの作動イメージ全 3 枚

コンチネンタル(Continental)は4月14日、中国で4月19日に開幕する上海モーターショー2021において、先進運転支援システム(ADAS)向けの第6世代の長距離レーダーとサラウンドレーダーを初公開すると発表した。

コンチネンタルはレーダーセンサーを、20年以上にわたって手がけてきた。その間、全世界に合計1億個以上のレーダーセンサーを出荷した。コンチネンタルが持つレーダーセンサーに関するノウハウを投入して開発されたのが、第6世代の長距離レーダーとサラウンドレーダーだ。

両方のレーダーセンサーは、ソフトウェアとハードウェアを共有しているため、設計の複雑さが緩和され、コストが削減される。第5世代と比較して性能が向上しており、両レーダーはエントリーレベル車に求められるユーロNCAP要件から、プレミアム車向けの自動レーンチェンジまで、さまざまなニーズをカバーする。

約250mまでの物体を検知する長距離レーダーの開発に加えて、車両周囲の360度の物体を検出するサラウンドレーダーにも重点が置かれた。将来のサラウンドレーダーは車両から約200mと、従来の短距離レーダーよりも広い範囲をカバーする。最新のサラウンドレーダーは、車両、二輪車、自転車などの物体をより早く、より正確に検出する。サラウンドレーダーには、先進運転支援システムと自動運転の両方をより強力にする機能があるという。

コンチネンタルの第6世代のサラウンドレーダーの作動イメージコンチネンタルの第6世代のサラウンドレーダーの作動イメージ

いくつかの特許出願中のテクノロジーが、レーダーセンサーの性能を向上させる。新しいセンサーの大きさは約70mm×55mm×20mmで、第5世代よりも約40%コンパクト。これにより、サイドレーダーが車両に装着しやすくなるという。

コンチネンタルは第6世代の長距離レーダーとサラウンドレーダーを、2023年から生産する予定。最初の顧客からの注文は、すでに受け付けている、としている。

コンチネンタルの第6世代のレーダーシステムコンチネンタルの第6世代のレーダーシステム

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  2. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  3. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  4. アルピナ『B3』が2度目のフェイスリフトへ! リムジン&ツーリングをWスクープ
  5. ランボルギーニ、新型車を間もなく発表へ…電動『ウルス』の可能性も
  6. EV戦略の“怪”、世界的には「失速」、国内は充電設備1年間で「3割増」[新聞ウォッチ]
  7. 走行距離10万kmは通過点! 42.195万kmをめざせ
  8. スライドドア&大型リアゲート搭載の 「ロビンソンAI」、九州キャンピングカーショーに登場予定
  9. アントレックスが折りたたみ電動スクーター『MK114』発売へ、軽自動車にも積載可能
  10. スズキがスーパーキャリイ「軽トラ市」仕様など出展へ…ジャパントラックショー2024
ランキングをもっと見る