ボルボカーズ、電動車の使用済み電池の再利用を開始…太陽光発電の貯蔵システムなどに

ボルボ XC40 リチャージ のバッテリー
ボルボ XC40 リチャージ のバッテリー全 7 枚

ボルボカーズ(Volvo Cars)は4月21日、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車の使用済みバッテリーの再利用を、欧州で開始した、と発表した。

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ボルボカーズによると、電動車のバッテリーに第二の人生を与えるような新しいビジネスモデルは、循環型ビジネスの観点からも重要という。バッテリーを自動車以外のエネルギー貯蔵用途に使用することで、新たな収益源とコスト削減を実現するとともに、バッテリーのライフサイクルを延長することを目指している。

ボルボカーズは、サプライヤーやパートナーと協力して、高電圧バッテリーの二次利用の可能性を探っている。現在、行われているのが、スウェーデンのステナ・リサイクリング・グループの一員で、自動車産業から出るバッテリーを再利用しているバッテリーループ社とのコラボレーションだ。

バッテリーループ社とボルボカーズは、電動化されたボルボ車のバッテリーを、太陽光発電によるエネルギー貯蔵システムに再利用している。このシステムは4月から、スウェーデンの衛生・健康企業のエシティ社のイェーテボリ郊外のビジネスセンターに設置され、電動車や電動アシスト自転車用の充電ステーションに電力を供給する。

同様のプロジェクトとして、ボルボカーズ、スウェーデンのクリーンテック企業のコムシス、欧州のエネルギー企業のフォータムの3社は、商業ベースのパイロットプロジェクトに取り組んでいる。このプロジェクトは、フォータム社のスウェーデンの水力発電所において、電力供給の柔軟性を高めると同時に、電動車用バッテリーの第二の人生に貢献することを目的としている。ボルボカーズのPHVのバッテリーパックは、定置型のエネルギー貯蔵ユニットとして、電力系統へのいわゆる「ファストバランス」サービスの供給に貢献している。

ボルボカーズは、循環型ビジネスを導入して、2025年から年間10億スウェーデンクローナ(約128億円)のコスト削減と250万トンのCO2排出量の削減を目指す。これにより、2040年までに循環型ビジネスに移行するという長期目標を達成していく。

《森脇稔》

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