アウディは4月19日、中国で開幕した上海モーターショー2021(オートシャンハイ2021)において、『A7L』(Audi A7L)を初公開した。
アウディA7Lは、アウディ『A7スポーツバック』の派生モデルだ。A7スポーツバックは、リアに大型テールゲートを備えた5ドアモデル。これに対して、A7Lではボディを4ドアセダンに変更し、リアに独立したトランクを採用した。大幅な変更を受けたリア部分だが、横一列につながる赤いガーニッシュに、A7スポーツバックと共通イメージを持たせている。
アウディA7Lは、中国市場専用モデルとなる。中国ではセダンの人気が高いことから、アウディはA7スポーツバックからA7Lを派生させた。「L」はロングホイールベースを意味し、中国向けのアウディ車には『A4L』、『A6L』など、ロングホイールベース仕様がラインナップされている。
A7Lには、アダプティブエアサスペンション、後輪ステアリング、4WDの「クワトロ」などのテクノロジーを導入する。アウディによると、A7スポーツバックのスポーティなDNAと、大型リムジンのエレガンスを兼ね備えているという。
アウディ A7 L(上海モーターショー2021)なお、アウディA7Lは2021年内に、アウディと上海汽車(SAIC)の中国合弁、SAICアウディで現地生産を開始する予定、としている。