メルセデスベンツ CLS 改良新型に「AMG 53」、高性能48Vマイルドハイブリッド…上海モーターショー2021

直6エンジンをターボとスーパーチャージャーでW過給

ブースト時にはモーターが最大22hpのパワーでエンジンをアシスト

内外装を中心にリニューアル

メルセデスAMG CLS 53 4MATIC + 改良新型
メルセデスAMG CLS 53 4MATIC + 改良新型全 18 枚

メルセデスベンツは4月19日、中国で開幕した上海モーターショー2021において、改良新型メルセデスAMG『CLS 53 4MATIC +』(Mercedes-AMG CLS 53 4MATIC +)をワールドプレミアした。

写真:メルセデスAMG CLS 53 4MATIC + 改良新型

直6エンジンをターボとスーパーチャージャーでW過給

同車は、改良新型メルセデスベンツ『CLSクーペ』がベースの高性能なメルセデスAMGモデルだ。パワートレインは、高性能な48Vのマイルドハイブリッドで、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジン、「ISG」(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V電気システム、電動スーパーチャージャーを組み合わせる。加速時には、モーターによる駆動アシストや電動スーパーチャージャーによる過給を行い、変速を素早く行うためにモーターを制御するなど、電気システムをハイパフォーマンスモデルのさらなるパフォーマンスの向上に積極的に利用する。

直列6気筒エンジンとこれらの新システムの組み合わせにより、大排気量の自然吸気エンジンのようなスムーズでリニアな加速感や、高回転域までの伸びやかな回転フィールを楽しむことができるという。

ISGは、エンジンと9速ATの「AMGスピードシフトTCT 9G」の間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。このモーターと48V電気システムにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、およそ1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに畜電する。メルセデスAMG CLS 53 4MATIC + 改良新型メルセデスAMG CLS 53 4MATIC + 改良新型

エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を追求した。48Vまで高められた電気システムにより、動力補助に充分な出力を得ることができる一方、60Vを下回る電圧としたことで、専用の乗員保護機構は不要となるという。

また、スターターを従来よりも高出力な電気モーターとすることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジン始動やアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上させた、と自負する。アイドリング時には、電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を低回転で安定的に保つことを可能にし、効率性、快適性および静粛性に貢献する。

さらに、このモーターはシフトチェンジ時にも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行う。これにより、シフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを可能にした。メルセデスAMG CLS 53 4MATIC + 改良新型メルセデスAMG CLS 53 4MATIC + 改良新型

ブースト時にはモーターが最大22hpのパワーでエンジンをアシスト

3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンのスペックは、最大出力が435hp/5500~6100rpm、最大トルクが53kgm/1800~5800rpm。ブースト時には、モーターが最大で22hpのパワーと25.5kgmのトルクを瞬時に引き出し、加速時などにエンジンをアシストする。

可変トルク配分を行うパフォーマンス志向の4輪駆動システム、「AMG パフォーマンス4MATIC+」を採用した。動力性能は、0~100km/h加速が4.5秒、最高速が250km/h(リミッター作動)だ。「AMGドライバーズパッケージ」では、最高速が270km/hに引き上げられる。

48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載するCLS 53 4MATIC+は、NEDC(新欧州サイクル)計測による欧州複合モード燃費が11.5km/リットル、CO2排出量が199g/kmと公表されている。メルセデスAMG CLS 53 4MATIC + 改良新型メルセデスAMG CLS 53 4MATIC + 改良新型

内外装を中心にリニューアル

改良新型は、内外装を中心にリニューアルされている。外装では、フロントに黒のフリックとエアカーテンを備えたAウィング形状のAMGバンパーを採用した。フロントグリルは、垂直バーを備えたAMGシグネチャーグリルとなる。ウインドウの周囲は、ポリッシュドアルミ仕上げ。「ナイトパッケージ」の場合、光沢ブラック仕上げとなる。

ドアミラーはボディ同色で塗装された。「AMGナイトパッケージ」を選択すると、ドアミラーは光沢ブラックに。「AMGエクステリアIIカーボンパッケージ」を選択すると、ドアミラーカバーがカーボンファイバー製になる。

オプションのAMGナイトパッケージと組み合わせて装着できる「AMGナイトパッケージII」では、フロントグリル、リアのメルセデススターなどが、ダーククローム仕上げとなる。「AMG DYNAMIC PLUSパッケージ」では、ブラックのAMGレタリングを備えた赤いブレーキキャリパーが装備される。

インテリアでは、ナッパレザー/ DINAMICAマイクロファイバーやナッパレザーのAMGパフォーマンスステアリングホイールが、スポーティさを演出する。走行モードでは、ドリフトモードを備えた「RACE」が選択できる。最新世代のステアリングホイールは、ナッパレザー仕上げ。ディスプレイ付きのAMGステアリングホイールボタンが装備されている。メルセデスAMG CLS 53 4MATIC + 改良新型メルセデスAMG CLS 53 4MATIC + 改良新型

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  2. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  3. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  4. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  5. 8月から車検が変わる…ヘッドライトの「黄ばみ」に注意! DIYよりプロに相談
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 自動車メーカーの体験拠点、5タイプで整理…都心ショーケースから大型複合まで
  3. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  4. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  5. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る